【センバツ】勝敗分けた花咲徳栄の「満塁ランエンドヒット」 岩井監督が意図明かす「あそこは何が何でも」

[ 2026年3月21日 11:19 ]

第98回全国選抜高校野球大会第3日・1回戦   花咲徳栄3―2東洋大姫路 ( 2026年3月21日    甲子園 )

<東洋大姫路・花咲徳栄>東洋大姫路に勝利し、駆け出す花咲徳栄ナイン(撮影・松永 柊斗)
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 6年ぶり6度目の出場となった花咲徳栄(埼玉)が1回戦で2年連続10度目の出場の東洋大姫路(兵庫)を3―2で下して2回戦へ進出した。花咲徳栄の春の初戦突破は2010年以来、16年ぶりとなった。

 1点を追う8回だった。1死満塁の好機で、岩井隆監督の次男で1番・遊撃で先発出場した岩井虹太郎(3年)が押し出し死球で同点に追いつく。さらに鈴木琢磨(3年)がフルカウントから遊ゴロを放った間に三塁走者だけでなく、スタートを切っていた二塁走者まで生還。試合をひっくり返した。三塁走者だけでなく、二塁走者にも俊足の更科遥陽(3年)を送っていた。一塁走者も走っていたため、二塁のフォースアウトもとれなかった。

 「前半ちょっと打線が湿ってしまったんですけど、チームはまったくあわてていなかったので、1本いいのが出たら変わると思っていた」と話した岩井隆監督。8回の場面については「打者が2番の鈴木だったので三振はないなと。ランナーが足が速いのが3人そろいましたので、あそこはとにかく動いて何が何でも点を取ろうと思っていました。(代走は)そのために準備したDHの恩恵というか、DHの代走はいつも準備しているんですけど、本当にDHの恩恵かと思います。(鈴木は)大きいのは打つ子ではないんですけど、ああいうつなぎのバッティングは彼の長所。それを出してくれたのが良かった」と語った。

 「練習試合の時から満塁で(フルカウントでの)エンドランをやっていましたので、最初の頃は〝三振したらどうしよう〟とか度胸よくできなかったんですけど、全員が良いスタートを切ってくれた。本当によかったと思います。ストライクゾーンにくれば鈴木は低く打てるという自分の選手を信じた結果です」と普段から練習を重ね、選手とともに自信と信頼を積み重ねた結果だった。

 両校のセンバツでの対戦は03年準々決勝以来。延長15回、2―2で再試合となり、再試合では延長10回の末、5―6で敗れた。その甲子園の名勝負が思い出される接戦で、勝利をものにした。

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