WBCで準々決勝敗退の侍ジャパン 強みの投手力を発揮できなかった“検証”は必要

[ 2026年3月21日 08:00 ]

WBC1次R<日本・台湾>3回途中で降板した山本は藤平にピッチコムを渡す(撮影・沢田 明徳)
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 第6回WBCは、連覇を目指した侍ジャパンが準々決勝でベネズエラに敗れ、6大会目でワーストの8強止まりとなった。NPB所属の投手が、今回初採用された投球間の時間制限「ピッチクロック」と、サイン伝達機器「ピッチコム」に対応を迫られた。それが原因で、本来なら強みのはずの投手力を発揮できなかったのか?

 約1カ月前に公開されたオリックス公式YouTubeチャンネルの動画「Bs座談会」に、元同球団エースで現ドジャースの山本由伸が出演。慣れなかった移籍1年目を振り返り、「ピッチコム」について語っている。

 「サインが送られて来るやつ(機器)も慣れていない。ピッチングに集中できているかと言われたら、神経を取られている。ファーストランナーに気を取られたら、ボールになったりするじゃないですか。ああいう感じです」と経験を語った。

 とても分かりやすい例えだと思う。日本代表は昨年11月、スポットの強化試合前としては極めて異例の宮崎合宿を国内組だけで開催した。NPBにはないピッチクロック、ピッチコム対策だった。同機器を見ることすら初めての選手ばかりで「操作が難しい。慣れないと大変」と声をそろえた。2月の宮崎事前合宿でも多くの時間を対策に費やした。

 WBCの後、大谷もNPBに配慮を示した上でピッチクロックについて「世界で勝ちたいなら、もちろん導入するべき」と直言している。負けたから…と世論が結果論で語るのは簡単だし、本当に適切かは分からない。だが、検証は必要だと思う。(記者コラム・神田 佑)

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