広島ドラ1平川蓮がオープン戦の最多安打に浮上 新井監督「野球脳の高さを感じる」

[ 2026年3月15日 05:45 ]

オープン戦   広島1―7阪神 ( 2026年3月14日    マツダ )

<広・神>6回、平川はバットを折られながら安打を放つ(撮影・岸 良祐) 
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 広島のドラフト1位・平川蓮外野手(21=仙台大)が14日、阪神戦(マツダ)に「3番・中堅」で先発出場。3回の第2打席に左前打を放つと、続く6回の打席でも中前打を記録した。連続試合安打を「4」に伸ばし、オープン戦安打数で12球団トップに浮上した。開幕前哨戦で15安打を放ったのは球団では24年小園以来で、同新人では2000年以降最多。背番号51の勢いが止まらない。

 平川は、反省を生かした。0―3の3回2死一塁で迎えた第2打席だ。左腕・高橋の初球148キロ直球を右打席から左前打。持ち味の積極打法で4試合連続安打を記録し、対応力の高さを示した。

 「自分が思っている以上に(高橋の)真っすぐの質が良かったので、打席でのイメージを変えた。(安打になって)良かった」

 初回無死一、二塁では、カウント2―2から高橋の内角カットボールに空振り三振。この対戦を踏まえ、意識を変えた。普段、右打席では体の回転を意識して振っているというが、速球に対応するため「左(打席)と同じ意識で球をつぶしにいこうと思った」。ポイントを前に置き、初球を完璧に仕留めた。

 6回無死二塁では、右腕・湯浅の内角146キロ直球にバットを折られながらも中前へ運び、オープン戦5度目のマルチ安打を記録した。オープン戦安打を「15」まで積み上げ、12球団トップに浮上した。球団新人では、2000年以降で最多の記録を更新中だ。

 8回2死二塁のモレッタとの対戦では、打席の中で大胆な行動にも出た。カウント2―2からの5球目の直前に普段構えている位置よりも1、2歩前に出て、スライダーを打ちにいった。ファウルにすると6球目以降は再び元の位置に戻し、結果的に遊直に倒れた。意図を説明すべくルーキーは言葉を継いだ。

 「思ったより(モレッタの)球が来なかったので、自分のポイントで打てる位置に立った」。そう話した上で試合を振り返り、「初めて右打席の感覚を試合中に変えたが、できないことはなかった。シーズンが始まっても形に捉われず、いろんなことを試してやっていきたい」と続けた。

 並の新人ではない。新井監督も「捕手がサインを出した後のタイミングで前に行っているし、そこも見ていて賢いなと思う。彼の野球脳の高さを感じる」と舌を巻いた。

 これでオープン戦打率・349。それでも現状に満足はしない。「去年までいた選手と違って何もデータがないので。シーズンで苦手なコースを突かれて打てないというのは通用しない。今のうちに練習しておきたい」と平川。2週間後の開幕へ万全を期す。 (長谷川 凡記)

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