ミスター死去後初の燦燦会 巨人・阿部監督「“前進”あるのみ」2年ぶりV奪回へ力強く宣言

[ 2026年3月4日 05:22 ]

<燦燦会>あいさつする阿部監督(中央)
Photo By 代表撮影

 巨人を応援する財界関係者による「第34回燦燦(さんさん)会総会」が都内のホテルで開かれ、約180人が参加した。選手らとともに出席した阿部監督は、今季のスローガン「前進」にちなみ「チーム一同、“前進”あるのみでこのシーズンを全員でゴールできるようにいたします」と力強く宣言した。

 会の命名の由来となった長嶋茂雄さんが昨年6月に亡くなってからは初開催。冒頭では黙とうが行われ、あいさつを行ったキヤノン会長兼CEOの御手洗冨士夫会長や、山口寿一オーナーも長嶋さんへの思いを口にした。

 阿部監督はキャンプ初日の2月1日に、宮崎に設けられた追悼展示を訪れ「我が巨人軍は永久に不滅です」という名フレーズが生まれた引退スピーチの映像を最後まで目に焼き付けた。そのフレーズの後には「前進」という言葉が使われ「ゾクッとしたのを今でも覚えております」と振り返る。燦燦会の名を引き合いに「この“燦燦”は、長嶋さん的にいうと太陽が“バァーッ”と出ていて輝かしい太陽のよう」と表現。会場の外はあいにくの雨で「僕は未熟者で今日のような天気の人間。晴れ時々曇り、ぐらいな人間にはなりたい」と恩師の背中を追う。

 この日は、川崎市のジャイアンツ球場でキャンプから帰京後、初練習を実施。6日のオリックス戦(京セラドーム)からオープン戦も再開する。岡本がブルージェイズへ移籍して4番の穴はあるが「岡本が抜けてピンチですが、必ずチャンスに変えたい」と指揮官。2年ぶりのリーグ優勝と日本一を達成し、天国のミスターをあの燦々と輝く笑顔にする。(田中 健人)

 《大勢は映像メッセージ》WBCに出場する大勢が燦燦会に「日本の連覇のために全力を尽くします。シーズン後にはリーグ制覇、日本一の報告ができるように頑張ります」と映像メッセージを寄せた。選手インタビューでは新加入組として則本が松本らと登場。セ・リーグ移籍で打席に立つことに「13年間で安打がないので一本打ちたい」と意欲を見せた。

 ▽燦燦会 財界関係者による巨人の応援組織。1993年1月、第2次長嶋政権誕生に伴い発足し、長嶋監督の当時の背番号「33」にちなんで命名された。毎年、開幕前に総会が開かれ、監督あいさつなどが行われる。昨年3月3日に開催された第33回総会では、読売新聞グループ本社代表取締役主筆で、結成以来この会を支えてきた渡辺恒雄氏(24年12月逝去)への黙とうがささげられた。

「巨人」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2026年3月4日のニュース