米マイナーリーガーが初の労使協定による恩恵で待遇改善 通年給与と住居無償化

[ 2026年3月3日 10:20 ]

MLBロゴ

 「ベースボールアメリカ誌」は2日(日本時間3日)、マイナーリーグ(MiLB)選手の待遇改善について報じた。

 マイナー選手たちは2022年に労働組合を結成。その後、メジャーリーグ機構(MLB)との間で、23年から27年シーズンを対象とする初のマイナーリーグ労使協定(CBA)を締結した。この協定により、選手の待遇は大きく改善された。まず、ほぼ通年で給与が支払われるようになり、住宅などの福利厚生も制度化。さらに、給与は毎年自動的に引き上げられる仕組みが導入された。

 26年の標準給与は所属レベルによって異なり、週710ドル((約11万2000円/ルーキーレベル)から1250ドル(約19万7000円/3A)まで。年間約6週間を除いて支給される。これにより、米国内でプレーする多くのマイナー選手の年収は、おおよそ1万8000ドル(約283万円)から4万4000ドル(約692万円)となる。

 もっとも、マイナーでフリーエージェント資格を得た選手や、メジャー経験を持つベテランがマイナーでプレーする場合は、それ以上の収入を得るケースもある。加えて給与以外の待遇改善も大きい。

 スプリングトレーニング、レギュラーシーズン、オフシーズンの施設トレーニングやリハビリ期間中は、家具付き住宅が無償で提供される。多くの選手は年間6~9カ月分の住居費がカバーされる計算だ。配偶者がいる選手には個室が保証され、子どもがいる場合は2ベッドルーム以上の住居、または同額の住宅手当が支給される。

 さらに、球団施設での練習が義務付けられている期間(春季、シーズン中、オフシーズン)には、CBAで定められた「栄養価が高く高品質な食事」を1日2食提供することが義務化された。クラブハウスには栄養補助スナックも常備されている。マイナーリーグの環境は、かつてと比べて大きく様変わりしつつある。

続きを表示
続きを表示 広告なしで読む

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2026年3月3日のニュース