【侍ジャパン】吉田正尚 5階席弾!かつての本拠で1222日ぶり一発「元気な姿を見せられた」

[ 2026年3月3日 05:00 ]

強化試合   侍ジャパン 3―4オリックス ( 2026年3月2日    京セラD )

<オ・日>5回、吉田は右越えソロを放つ(撮影・北條 貴史)
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 愛称のマッチョマンならぬ「侍マッチャマン」だ。侍ジャパンの「お茶ポーズ」を最初に決めたのはレッドソックスの吉田だった。ただ、忘れかけていた。

 本塁打直後。「なんか、お茶だったかな?ちょっと詳しくはまだ…あれなんですけど。一体となって戦う意味ではいいんじゃないかな」。走りながらベンチを見て、思い出してやってみせた。

 3番・鈴木、4番・村上と5番で侍ジャパン初の大リーガークリーンアップを結成した。0―3の5回1死。九里の内角低めのカットボールをすくい上げた。右翼5階席に運ぶ飛距離126・5メートルのソロがチーム初安打。古巣の本拠地・京セラドームでの本塁打は22年10月27日の日本シリーズ第5戦でのサヨナラ弾以来1222日ぶりで「ボールの内側にいいスピンがかかった。元気な姿を見せられた。歓声も届きましたし凄く力になった」と振り返った。

 米国から帰国し、2月26日に合流即フリー打撃で調整。吉田が首脳陣を驚かせたのが「再現性」だった。国際大会では初対戦が多く、見たことのない投手ばかり。どんな球にも軸がブレず、同じスイングができる。金子ヘッドコーチは「連続写真で撮ってお手本にしたい」と感心。ボールが動く外国人投手も確実に捉えられる。

 試合前練習のフリー打撃では村上、岡本と3人が同組で打ち、5階席に運ぶ予行演習もした。前回23年大会は強い希望で日本代表史上初めて米球界移籍1年目で出場。今回の岡本、村上の出場の「流れ」をつくった立役者でもある。岡本とは家族連れで一緒にディズニーランドに行った仲。岡本が絶叫系の乗り物が苦手ということも暴露した。誘ったが断られて1人で乗ったそうで岡本の「乗れるけど、待ち時間が嫌なんすよ」という言い訳にもツッコんでいた。

 「夢の国」にも行った岡本らと「夢打線」を組む。「日が近づくにつれて緊張感と高揚感と、いい感じ。ケガなく迎えたい」。吉田なくして23年大会の世界一奪還はなかった。今回も頼もしい存在だと一振りで証明した。(神田 佑)

 ▽吉田の23年WBC 序盤は5番に座り、1次ラウンドの韓国戦で3安打5打点。イタリアとの準々決勝以降は不振の村上に代わり4番を任され、同戦では自身大会初アーチを放った。さらに準決勝のメキシコ戦では3点を追う7回、右翼ポール際へ同点3ラン。全7試合に出場し、22打数9安打、打率.409、2本塁打。13打点を挙げ、3大会ぶり世界一の立役者となった。

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