阪神・森下翔太 WBCへ超速仕上げ 侍仕様の新打撃フォームで沖縄先乗り自主トレ初日最多6発!

[ 2026年1月30日 05:15 ]

フリー打撃を行う森下(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 侍仕様の打撃フォームで激変だ。阪神の沖縄先乗り合同自主トレが29日、「バイトするならエントリー宜野座スタジアム」で始まった。侍ジャパンに選出された森下翔太外野手(25)は初日から快音を連発。屋外フリー打撃では33スイングで柵越えはチーム最多タイの6本を誇った。今季は最低でも30本塁打を目標に掲げており、尻を後ろに突き出し、上体を低くした新フォームから高弾道の打球を放ち続けた。3月の第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ向け、ハイペースで仕上げていく。

 屋外フリー打撃最後の一振りだった。33スイング目。森下が放った打球はバックスクリーンへ飛び込んだ。普段は打撃時の構えに意識を集中し、打球の到達点にはあまり興味を示さない。ただ、この日は違った。着弾と同時に右拳を握ったのは、状態の良さに手応えを感じている証拠だろう。

 「タイミングの取り方の違いだけ。別に、そんな(右股関節に体重を)入れようとしているわけじゃないです」

 本人は否定したが、明らかに打撃フォームが変わっていた。昨季よりも尻を突き出し、上体を沈み込ませる新フォーム。「頭の位置をブレさせない(ことを意識している)」。その一点に集中することによって特徴の一つであるライナー性よりも、高弾道で滞空時間の長い打球が多かった。

 「昨年まではキャンプ中も自主トレの一環としてやろうとしていましたけど、今年はWBCもある。実戦(を想定した打撃)を早めに入れていかないといけないので(早く仕上げるために)やっている」

 例年は本塁打を意識せず打撃フォームを固める時期だ。ただ、今年は3月の第6回WBCを見据えてハイペースで調整。過去の沖縄先乗り合同自主トレ初日に限れば自己最多の柵越えは24年の2本だった。国際舞台へ向けた順調な調整ぶりを証明するように今年は33スイングで柵越えはチーム最多タイの6本。今季のレギュラーシーズンは最低30本塁打を掲げる。新たなフォームは同じ00年生まれの右打者を「参考にしている」と明かした。WBC米国代表でメジャーデビューから4年連続20発超えのロイヤルズのボビー・ウィットにどこか似ていた。

 「練習でどんなにホームランを打ったところで、試合で一本も打てなかったら意味がない」

 全ては結果。そうキッパリと言い切る姿も頼もしい。今季から外野手用グラブの色を青基調に新調。「道具にこだわりはない。型とかはありますけど。(色は)何でもいいです」。既に心技体とも“サムライブルー”に染まる。WBCとシーズンでの大きなアーチに、早くも期待が高まる。 (石崎 祥平)

≪森下の沖縄先乗り合同自主トレ初日VTR≫

 ▽23年1月29日 前年12月に発症した右太腿肉離れの影響で、1月30日まで鳴尾浜球場での新人合同自主トレで調整。先乗り合同自主トレには参加せず、2月1日の具志川キャンプから合流。

 ▽24年1月29日 通常のバットの他に、練習用の980グラムの重いバットと、66センチの短いバットを持ち込んで参加。初日フリー打撃は38スイングで柵越え2本。最多は野口の4本だった。

 ▽25年1月29日 高卒3年目の井坪が4本の柵越えを放ち存在感をみせる中、淡々と低い打球を意識した“オレ流”調整を続けた。初日フリー打撃は33スイングで柵越え0本。最多は野口と井上の5本。

≪近本から学んだ!?センターで軽快な動き≫

 ○…森下は守備でも軽快な動きを披露した。屋外でのフリー打撃中には中堅のポジションに就いて打球を追った。プロ入り後、中堅での先発出場は23年のわずか6試合。「センターでは打球を捕っていなかったので、多めに受けたいなと思ってやりました」。3月の第6回WBCでは侍ジャパン・井端監督が中堅での起用も示唆。指揮官の意向をくんで出場準備を進めていた。練習中には近本と身ぶり手ぶりを交えて話し込む光景もあった。「センターで何度もゴールデングラブを獲られているので、聞ける時に聞いておこうという形」と明かした。

この記事のフォト

「阪神」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2026年1月30日のニュース