広島ドラ1平川蓮は「小僧魂」で駆け上がる 大阿闍梨から贈られた言葉

[ 2026年1月8日 05:45 ]

色紙とマットを持ち込んだ広島ドラフト1位の平川(撮影・平嶋 理子)   
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 広島の新人9選手(育成を含む)が7日、広島県廿日市市の選手寮「大野寮」に入寮した。ドラフト1位・平川蓮外野手(21=仙台大)は、親交がある慈眼寺(じげんじ)の住職・塩沼亮潤(しおぬま・りょうじゅん)大阿闍梨(だいあじゃり)からもらった「人生生涯 小僧の心」と書かれた色紙を持参。即戦力で期待される両打ちのスラッガーが、激励の言葉を胸に、「小僧魂」でスター街道を駆け上がる覚悟を示した。

 平川は新調したスーツに身を包み、引き締まった表情で大野寮に入った。「(地元の北海道より)暖かいなと思った。今はワクワクしている気持ちが一番ある」。広島での新生活を楽しみにしているようだった。

 入寮に際して、大切なアイテムも持ち込んだ。仙台市にある慈眼寺の住職・塩沼亮潤大阿闍梨からもらった一枚の色紙だ。昨年10月のドラフト会議直前に、この寺を訪れたといい、「(住職と)たまたまお会いした。話す機会があり、そこから仲良くさせてもらっている」と話した。

 (1)1日48キロを1000日歩く「大峯千日回峰行」、(2)9日間飲まず、食べず、寝ず、横にならずの「四無行」、(3)24時間(一昼夜)飲まず、食べず、寝ず、横にならずで8000枚の護摩をたき続ける「八千枚大護摩供」、の3つを全て成し遂げた大阿闍梨。偉大な僧侶から昨年12月に「人生生涯 小僧の心」と激励のメッセージが書かれた色紙を受け取り、「とにかく体を動かす、悩んだら体を動かす。よく寝る」という言葉もかけてもらった。

 「人生生涯、小僧の心を持っていこう、と解釈した。小僧っぽくいきたい。がむしゃらにやりたい」と「小僧魂」を持ってプロでの成功を期した平川。がむしゃらな姿勢を早くも体現している。例年は「実家でゆっくり過ごす」というが、この年末年始は「家族とはあまり過ごしていなかった。(休みもあったが)体を動かす時間の方が長かった」とウエートトレーニングなどで肉体強化に励んだ。

 色紙とともに持ち込んだのは2、3種類のトレーニングバット。「(体の)切れを出すためのバットに、いろんな重りを使えるバット」と野球漬けの日々に向け、準備は整っている。

 きょう8日からは新人合同自主トレが始まる。大阿闍梨の言葉を胸に常に謙虚な姿勢で初心を忘れることなく日々、野球と向き合う。それを積み重ねて、一流選手への道を一歩一歩、進んでいく。 (長谷川 凡記)

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