メジャー志向じゃなかったのに半年前に評価爆上がり パドレス入りの韓国選手が岡本和真に勝る点は?

[ 2026年1月6日 11:00 ]

パドレス入りした宋成文(キウムヒーローズ提供写真)
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 【室井昌也コラム 月に2回は韓情移入】

 ポスティングシステムを利用してメジャーリーグ進出を目指していた、韓国KBOリーグ、キウムヒーローズの宋成文(ソン・ソンムン)内野手のパドレス入りが昨年12月23日(日本時間)発表になった。

 KBOリーグからポスティング制度を利用してMLB球団とメジャー契約を結んだ選手は宋成文が9人目。これまでの選手が早くからメジャー進出の意思を示したのに対し宋成文は異なる。宋成文がメジャーを強く意識し、周囲の視線が変わったのは昨年6月29日のことだった。

 宋成文は6月27日から29日の地元でのサムスンライオンズとの3連戦で13打数8安打2盗塁、3戦連続の4本塁打と打ちまくった。そのカードにはパドレスをはじめとしたMLB4球団のスカウトが視察に訪れていた。

 その少し前にMLB球団の韓国担当スカウトがソン・ソンムンのメジャー入りの可能性を示唆。「宋成文にメジャースカウトが注目」と各メディアが騒ぎ始めた。

 サムスンとの3連戦後、月曜日を挟んだ7月1日。宋成文は水原(スウォン)KTウィズパークでのビジターゲームに訪れた。

 試合前の練習時間。普段は報道陣が多いとは言えないKT―キウムの対戦にたくさんの報道陣が集まった。地上波3社をはじめとしたテレビ局は三塁側ファウルエリアにマイクスタンドをセット。宋成文の共同記者会見が行われた。

 その場で宋成文は心境の変化を口にした。そのきっかけとなったのはキウムの先輩でブレーブスでプレーする金ハソン(キム・ハソン)の助言だった。「挑戦できる時にした方がいい」。

 「僕は活躍するようになってまだ2年です。でも(金)ハソン先輩がそう言ってくれて自分がチャレンジできる状況にあるならば、あえて避ける必要はないんじゃないかと思いました」(宋成文)

 打率3割1分5厘、26本塁打25盗塁でシーズンを終え、韓国代表として出場した昨年11月の侍ジャパンシリーズでも活躍した宋成文。宋成文は自身のメジャーでの存在価値について東京ドームでこう話した。

 「年齢的に若い方ではないので(29歳)、どんなことでも平均以上のことができるユーティリティープレーヤーとしての役割が求められると思います」

 同い年で同じ三塁手の岡本和真も1月4日にブルージェイズ入りが決まった。宋成文は岡本について「巨人の4番を務めた日本一のバッター。守備もハンドリングがいいです」と話し、「岡本よりも勝る点は?」という問いに満面の笑みで「走塁です」と答えた。

 宋成文のパドレスとの契約内容は4年1500万ドル(約23億2500万円)規模と米メディアは伝えている。

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