【新春インタビュー 広島・小園海斗】 昨年より“うま”くいく年に 「全試合出場」「タイトル獲得」狙う

[ 2026年1月3日 05:45 ]

正月飾りを手に今年の意気込みを示した広島・小園(撮影・椎名 航)
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 広島・小園海斗内野手(25)が、本紙の新春インタビューに応じた。首位打者と最高出塁率のタイトルを獲得した昨季からのさらなる飛躍へ、午(うま)年の今年は、2年ぶりの全試合出場からの2年連続でのタイトル獲得へ意気込んだ。また、今年3月に控えるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場にも意欲を示し、“セ界”にとどまらない、世界を股にかけた活躍を見据えた。 (取材・構成=長谷川 凡記)

 ――あけましておめでとうございます。今年はどんな一年にしたいか。

 「午年ということで、昨年よりも“うま”くいく年になればいいなと思いますし、もっと進化して、馬のように駆け抜けていきたい」

 ――昨季は全試合出場がかなわなかった。

 「今年は全部出られたらなと思いますし、また全部出た上で、タイトルを獲れたらいいかなと思う」

 ――昨季は自身初の個人タイトルを獲得した。どんなシーズンだったのか。

 「いろいろなことが経験できて、いいシーズンになった。首位打者と最高出塁率のタイトルも獲れて、個人的には良かった」

 ――特にどういったところの経験が大きかったか。

 「タイトルを争えているという心の持ちようなどは、今までに経験してこなかった。そこは初めての感覚だった」

 ――昨年を漢字一文字で表すと。

 「“積”。これからもコツコツやっていきたいと思っているし、昨年はいろんなことを積み重ねていけたので、今年もいい成績を残せるように頑張りたい」

 ――守備では失策数が減少した。

 「守備範囲が狭くて、触れていない打球もありますが、失策が減ったというのは、まだまだですけど、成長していっているのかなと思う」

 ――今季も遊撃以外を守る可能性がある。

 「どこを守るのか分からないので、言われたところを守るしかない。難しいですけど、頑張りたい」

 ――周りからの見られ方も気にしている。

 「引っ張っていかなくてはいけない立場ではあるので、そういうのも意識して、成長していきたい」

 ――3月にはWBCもある。侍ジャパンへの思いは。

 「現時点で選ばれていないですけど、選ばれたら日本のためにしっかりやりたいなと思いますし、なかなか経験できない舞台なので、楽しんでできたらなとは思っている」

 ――侍ジャパンはどういうものか。

 「すごいところですけど、WBCは経験ないので、もっと緊張するだろうなと思う。そういうのを経験できたらシーズン中は気持ち的に、もっと楽に野球ができると思いますし、そこは成長できる場所なのかなと思う。楽しみではある」

 ――今年の自分への期待感は。

 「まずはケガなくやりたい。その後に結果が付いてくると思う。“こうしよう”とか“ああしよう”というのはシーズン中やりながら見つけていきたい」

 ――今年で8年目。優勝への思いは。

 「まだ僕がカープに入ってから優勝がない。新井監督を胴上げしたい気持ちは強い」

 ――新井監督は名前を出してレギュラーだと言っている。

 「そうやって言ってもらっているということは結果を残さないといけないので、プレッシャーでもある。でも、そのプレッシャーには負けたくないと思っている。いいプレッシャーをもらったなと思うので、期待に応えられるようにしたい」

 ≪“進化”“成長”という言葉を用いて、自らを鼓舞≫

 【取材後記】小園の向上心が、随所に感じられた。昨季は自身初の個人タイトルを獲得したが、2年連続の全試合出場はならず、チームも5位に終わった。充実感とともに、課題も痛感したからこそ“進化”“成長”という言葉を用いて、自らを鼓舞しているかのようだった。

 8年目の今季は、チームの顔にふさわしい働きを目指している。周りからの評価も見方も厳しくなってくることに「難しさもある」と言うが、これは実力が付き、チームの主力として認められている証でもある。今年3月のWBCでは侍ジャパンの有力候補に挙がるなど、この一年も新たな経験が待ち受ける。「期待に応えられるよう頑張りたい」。今年はどんな姿を見せてくれるのか、期待が膨らむ。(長谷川 凡記)

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