T―岡田氏が期待するオリックスの来季注目選手とは… 内野手では“ポスト紅林”筆頭候補の横山聖哉

[ 2025年12月29日 05:45 ]

オリックス・横山聖
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 オリックスの球団アンバサダーで、本紙評論家のT―岡田氏(37)による企画「とっておきの話 聞いてオリます」第6弾は、オリックスの来季注目選手を取り上げる。岸田護監督(44)の就任1年目の今季は、2年ぶりのAクラスとなるリーグ3位。来季、3年ぶりのV奪回へ向けて若手選手の台頭が不可欠となる。大阪・舞洲などで取材したT―岡田氏が、期待の“新戦力”を明かす。

 【T―岡田氏 とっておきの話 聞いてオリます】

 【内野手】シーズンオフに入り、一部の若手選手は各国のウインターリーグに参加。主力選手に負けじと技術向上に励んだ。チームは昨季のリーグ5位から今季は3位に。ただ、優勝には届かなかった。来季へ向けて個々のレベルアップは必要。若手の台頭も求められる中、1軍の“新戦力”となり得る注目選手を紹介したい。

 内野手では横山聖を挙げる。高卒2年目の今季、1軍出場は2試合。主戦場となったウエスタン・リーグでは96試合に出場し、341打数74安打で打率・217、2本塁打、35打点とファームでも結果を残せなかった。年齢も20歳と若く、まだまだプレーに粗さはある。ただ、走攻守全てで良いものを持っている。特に注目は遊撃の守備力。肩の強さもあり、守備範囲の広さは魅力十分だ。今秋キャンプでも安達内野守備走塁コーチが徹底指導していたと聞く。着実にレベルアップしており、来季が勝負だ。

 現在、遊撃のレギュラーは23歳の紅林だ。打力に加えて守備の能力も高い。ただ、守備範囲の広さは、横山聖も負けていない。紅林は三塁も守れるだけに、横山聖が力をつければ二塁・太田、遊撃・横山聖、三塁・紅林などチームのオプションも増えるだろう。さらに若手の突き上げにより紅林が、もう一皮むけることにも期待が膨らむ。正遊撃手を脅かす存在、ポスト紅林の筆頭候補といえる。それだけに、来春はスタートから結果を求めたい。ホップ、ステップ、ジャンプに期待したい。

 【外野手】一方、外野手では来田を推したい。来季、高卒6年目ながら24年ドラフト1位・麦谷とは同学年で同じ外野手。今季もいいところは見せたが、レギュラーをつかみ切れなかった。当然ながら年々チャンスは少なくなっていく。1軍定着ではなく、レギュラーを狙わないといけない立場。正直、守備力は高くない。ただ、守備力をカバーできるだけの打力と走力がある。タイプは中距離打者ながら一発も狙える。思い切りの良さは同じ左打者の森にも引けを取らない。彼が1、2番に定着できれば打線が文字通り「線」となる可能性がある。打ってアピールするしかない。

 また、来季2年目の山中も面白い存在。登録は捕手ながら今季は守備出場15試合で外野としては14試合に出場。三菱重工East時代は一塁も守っていた。走力もそこそこある。守備では捕手、外野、一塁をこなせるだけにチームとしては貴重なピースになれる存在とみている。

 【投手】投手では来季が高卒3年目の東松と、来季2年目の東山だ。東山は今年のオープン戦で素晴らしい投球を披露。打者の反応からも打ちづらそうに見えた。思い切り腕を振って投げ込む真っすぐとチェンジアップは魅力。今年5月に右肘側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けただけに、来季のシーズン中盤や終盤で復帰できれば非常に面白い存在となるだろう。

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