川口和久氏 31年前のFA移籍を巡り、不義理を… 「今もしゃべってくれない」大先輩とは

[ 2025年12月26日 20:10 ]

現役時代の川口和久氏
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 BS10の野球トークバラエティー「ダグアウト!!!」(木曜後10・00)が25日に放送され、川口和久氏(66)と西山秀二氏(58)の元カープバッテリーがそろってゲスト出演。川口氏が1994年オフにFA宣言して広島から巨人に移籍したことを巡り、現在も一切会話してくれないという大先輩の実名を申し訳なさそうに明かした。

 「ガチャガチャダグアウト」のコーナーで「カープを離れる時」のカードを引いた川口氏。広島球団初のFA移籍となり、「パイオニアになっちゃった」と歴史に名を刻んだ31年前だが、最初に声をかけてくれたのは西武だった。

 当時は監督が森祇晶氏(88)で、投手コーチはのちに中日監督も務める森繁和氏(71)。“シゲさん”と呼ぶ繁和氏が住友金属のエースだった時にデュプロに所属していた川口氏が都市対抗野球の補強で出向いたこともあり、そんな縁もあっての声がけだった。

 だが、翌日、事態が急転する。

 「最初、女房が“お父さん、長嶋さんって人から電話よ”って。カープの長嶋(清幸)さんかなと思ったんです。出たら“川口くん?長嶋だけど”って。この声を聞いた瞬間に。うわっ!あの長嶋さんだ!と思って」

 直接電話をかけてきたのは巨人の長嶋茂雄監督。川口氏にとっては当時の野球少年たちが皆そうだったように憧れの人であり、長嶋さんの現役引退にはふとんをかぶって「辞めないで!」と号泣した思い出もある。

 シーズン中、まだ巨人現役選手だった1学年上の原辰徳氏(67)から試合前のランニング中に「カワ!巨人に来いよ」と声をかけられた時には「僕はカープでお世話になったんでカープから離れることはできません」と断っていたが、憧れの人に直接口説かれて巨人入りを決断した。

 そもそも広島に骨をうずめるつもりだったが、妻の父が膵臓がんで余命3カ月と宣告され、妻の実家に近い関東のチームに移籍して親孝行したいとの思いから急きょすることになったFA宣言。実は西武の“シゲさん”には前日「行きます」と返答してしまっていたが、ミスターの魅力には抗えなかった。巨人というより、大好きな「長嶋さんの下で野球がしたい」という思いが勝ったのだった。

 だが、西武、特に森繁和氏にとっては“裏切り”に等しい決断となった。

 川口氏は「全然しゃべってくれないです」とし、今回番組MCを務めたお笑いコンビ「ますだおかだ」の岡田圭右(57)が「今も?」と聞くと、川口氏は「今も」と苦笑い。

 岡田が「今もっ!!!」と絶叫すると、川口氏は「今もしゃべってくれないです…」と申し訳なさそうな表情を浮かべて両手で顔を覆った。岡田はここでも「相当恨んでるで!今も!!!」と絶叫。川口氏は、憧れの人に口説かれたとはいえ“シゲさん”を怒らせてしまったことについては心残りになっているようだった。

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