1999年、A・ロッドへの破格契約でスポーツ界を揺るがしたトム・ヒックス氏が死去 享年79

[ 2025年12月8日 07:45 ]

トム・ヒックス氏(AP)
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 テキサスの実業家で、MLBのテキサス・レンジャーズ、NHLのダラス・スターズ、イングランド・プレミアリーグのリバプールFCを所有したトム・ヒックス氏(79)が亡くなった。6日(日本時間7日)にAP通信が報じた。

 広報担当のリサ・レマスター氏によると、ヒックス氏は6日、ダラスで家族に見守られながら安らかに息を引き取った。レンジャーズ時代の最も象徴的な出来事は、1999年のダラスで行われたウィンター・ミーティングで、当時25歳だったオールスター遊撃手のアレックス・ロドリゲスと10年総額2億5200万ドルで契約したことだ。この契約は、ヒックス氏が球団を購入してからわずか2年半後の総額より200万ドル高く、当時のスポーツ史上最高額を更新。さらに、NBAのケビン・ガーネットが1997年に結んだ1億2600万ドル(6年契約)を倍額で上回った。

 年俸の高騰を招くとして一部のMLB関係者から批判されたが、世界中の人々が関心を持つビッグニュースにもなった。ヒックス氏は1995~2011年にスターズを所有し、99年にはチームをスタンリー・カップ優勝へ導いた。また、98~10年に所有したレンジャーズでは、アメリカン・リーグ西地区で3度の優勝を果たした。軍歴もあり、陸軍予備役で空挺部隊に所属した経験を持つほか、アメリカ戦没者記念委員会の委員長を務めた。1994~1999年にはテキサス大学の理事も務めている。

 ヒックス氏は、35年間連れ添った妻シンダ・クリー・ヒックス氏と6人の子どもを残した。レンジャーズは声明で、「情熱的で競争心にあふれたオーナーであり、忠実なレンジャーズファンだった。妻シンダ氏、6人の子ども、そしてご家族の皆さまに哀悼の意を表する」と追悼した。

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