イチロー氏が長嶋茂雄さんに追悼メッセージ 「どんな時代が訪れようともつないでいく」

[ 2025年11月21日 11:12 ]

<ミスタージャイアンツ長嶋茂雄お別れの会>追悼メッセージを述べるイチロー氏(撮影・光山 貴大)
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 6月3日に89歳で死去した巨人長嶋茂雄終身名誉監督のお別れの会「ミスタージャイアンツ 長嶋茂雄 お別れの会」が21日、東京ドームで開かれた。会に出席したイチロー氏(52=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)は追悼メッセージを寄せた。

 高市早苗首相、ドジャース・大谷翔平のメッセージに続き、最後を締めくくったのがイチローさんだった。白い幕の前で黒のスーツ、ネクタイ姿で登場し「シアトルマリナーズのイチローです。長嶋さんにお目にかかる度に、野球に対するまっすぐな思いとあふれ出る品格に感銘を受けていました。そのお姿はいつもキラキラと輝き、オーラとはこういうものかと驚いたのを鮮明に覚えています」と語った。

 「野球の存在を世に知らしめてくださった長嶋さんのご功績は計り知れません。愛した野球に心血を注がれ、ご自身が多くの人々からのあこがれの対象であることを理解され、あこがれる立ち居振る舞いとはなんなのかをとことん追求され、完璧に表現された唯一無二の方です。理屈ではなくフィーリングでプレーするスタイル、本当の天才ってこうなんだなと感じておりました」とあおこがれの対象であったことを明かした。

 「一定世代以上の人たちが将来野球選手になりたいと夢を持ったのは、いつもかっこいい長嶋さんのプレーがあったからこそです。時代の変化もあり、野球も選手個々の特性も大きく変わりつつありますが、長嶋さんが示してくださったプロとしての矜持と姿勢は、どんな時代が訪れようともつないでいかなくてはなりません。多くの後輩たちが長嶋さんの精神を受け継ぎ、個性あるプレーで野球ファンに喜んでもらうことが、長嶋さんへの最大の恩返しではないでしょうか。長嶋さん、後輩たちの姿に期待して、温かく、そして厳しく見守っていてください。長きにわたり野球界をけん引してくださり、ありがとうございました。どうか安らかにお眠りください」と締めくくった。

 ドーム内には国内最大級の横49メートル、奥行き10メートル、高さ3・2メートルの祭壇を設置。同心円状に広がる形状は「太陽」をイメージし、陽光のように人々を明るく照らした天真爛漫でポジティブな人柄が表現された。祭壇の中心部には、ガーベラ、カーネーション、ヒマワリなど背番号にちなんだ「3万3333本」の花を装飾。長嶋さんの人柄に魅せられたファンたちが集い、カラフルな花畑のように咲き誇るさまが表されている。

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