オリオールズGM FAの菅野智之と「連絡を取り続ける」 菅野活躍の前例で「選ばれるチームになれる」

[ 2025年11月13日 09:50 ]

オリオールズのマイク・エリアスGM(撮影・杉浦 大介通信員)
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 米国ネバダ州ラスベガスで開催されているGM会議に出席しているオリオールズのマイク・エリアスGMが12日(日本時間13日)、FAとなっている菅野智之投手(36)との交渉状況を明らかにし、今後の日本選手の補強について方針を示した。

 チームとしては大成功の補強だった。昨季、菅野とは年俸1300万ドル(約20億円、当時)の1年契約を締結。35歳で海を渡った右腕はともにチーム2位の157投球回、10勝をマークし、ローテーションの一角として30試合に登板した。GMは今季を振り返り「我々は菅野を迎えられて本当にうれしかった」と笑顔を見せる。

 想定を上回る活躍を見せた右腕に賛辞は止まらない。「彼は非常に充実したシーズンを送ったと思う。シーズンを通して先発ローテーションを守り、我々の中でもっとも多くイニングを投げた投手の一人だった。年間を通じて非常に安定していたし、メジャーへの移行もうまくいったと思う。我々は彼を本当に高く評価しているし、日本のスター選手が我々ボルチモア・オリオールズを選び、ここで良い経験をしてくれたことをとても誇りに思っている」。1年契約のためFAとなっているが「今後フリーエージェント期間中も彼と連絡を取り続けていくつもりだ」と再契約を視野に入れ、コンタクトを続けていく構えだ。

 昨年途中にアスレチックスから藤浪晋太郎を、そして昨オフには菅野と2年連続で日本選手を補強した。今後の日本選手補強の可能性について「もちろんだ。我々はその取り組みをさらに強化している。昨年がその第一歩だったが、アジア経験の豊富なスカウトがフロントにいて、年間で何度も現地に足を運んでいる。アジアでの活動に精通している幹部もいるし、オーナー陣も日本でビジネスを行ってきた経験がある。見ての通り、いまのNPBのタレントレベルは非常に高く、まさに“好調のサイクル”に入っている。選手たちも非常にうまくメジャーに順応している。だからこの市場を無視するわけにはいかない」と視野に入れる。

 日本選手の移籍の場合、地理的な条件として、西海岸が有利になるケースが多いが「確かに東海岸のチームとしては多少不利な立場かもしれない。それでも菅野の件で、我々が選ばれるチームになれることを証明できたと思うし、今後もその努力を続けるつもりだ」と前例を作ったことで今後の情勢変化へ自信を見せた。

 今オフはヤクルト・村上、西武・今井ら、多くの日本選手がポスティングシステムを利用し、メジャーに挑戦する。「非常にタレントの揃ったクラスだと思う。すでにポスティングされた選手も、これからされる選手も含めて、非常にレベルが高い。我々は彼らに備えて多くの時間と労力、そして現地への出張を重ねてきた。彼らと話ができる日を楽しみにしている」と話した。

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