【日本選手権】NTT西日本が20年ぶり4強 DeNAドラ5成瀬脩人がサヨナラ犠飛

[ 2025年11月10日 06:00 ]

第50回社会人野球日本選手権大会準々決勝   NTT西日本8―7Honda熊本 ( 2025年11月9日    京セラドーム )

社会人野球日本選手権準々決勝<NTT西日本・Honda熊本>13回、サヨナラ犠飛を放ち、ナインと抱き合って喜ぶNTT西日本・成瀬(左)(撮影・北條 貴史)
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 準々決勝2試合が行われ、NTT西日本がHonda熊本を延長13回タイブレークの末に8―7でサヨナラ勝利を挙げた。4強入りは05年以来20年ぶり。今秋ドラフトでDeNAから5位指名を受けた成瀬脩人内野手(24)が7―7の延長13回無死満塁から決勝の右犠飛を放ち、激戦を決着させた。また、日本生命も2年ぶりの4強入りを決めた。

 まれに見る激闘に終止符を打った主役は、ベンチ裏で涙した。「いつも助けてくれる。今日は僕が助けたくて…」。NTT西日本は徳俵に足をかけ続けていた。9回裏に追いつき、延長では10回、12回に3点、2点と返す驚異の粘り腰。同点の延長13回無死満塁で成瀬に打席が回る。「ミートさえできれば外野に飛ばせる」。初球の直球をコンパクトに振り、右翼へ確実に飛球を打ち上げた。サヨナラの犠飛。「全員がつないでくれた。僕が決めようと思っていました」と仲間への感謝に涙が止まらなかった。

 今秋ドラフトでDeNAから5位指名を受け、今回が社会人野球最後の大会となる。東海大菅生(東京)、東海大と強豪を渡り歩き、初めて関西で野球に取り組んでいる。「常に前向きな言葉が飛び交い、野球がめちゃくちゃ楽しい」。この「楽しむ」という感情が潜在能力を引き出してくれた。入社2年目の今年に正遊撃手を任され、アグレッシブな守備がDeNAの目に留まった。「ここで成長できた。日本一になって恩返しがしたい」と誰よりも強い思いで今大会に入った。

 今年は主に2番で固定されていた中、2回戦は9番、今回は7番と集大成の大会で下位に座る。「僕が不調なのではなく全員の状態が良い。どの打順でも機能できることも自分の持ち味」。1―2の9回1死一塁では右前に落とす安打で一、三塁と好機を演出し、直後の同点打を生んだ。

 「まだまだ、みんなと野球がしたい」。仲間の話題になると涙があふれる。この絆で初優勝が視界に入ってきた。 (河合 洋介)

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