ソフトバンク V3テーマは破壊!! 小久保監督「同じことをしていても勝てない」

[ 2025年11月1日 06:00 ]

10月30日、祝勝会で樽酒をかけられるソフトバンクの小久保監督(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 ソフトバンクの小久保裕紀監督(54)が31日、来季に向けて思い描いているV3構想について明かした。前夜に5年ぶりの日本一をつかみ取った喜びもつかの間に、3年連続リーグV、2年連続の日本一に目を向けている。テーマはずばり“破壊”だ。「同じことをしていても勝てない」とコメント。破壊から新たな創造を生み出し、常勝軍団をさらに強固なものにしていく。

 甲子園球場での歓喜の胴上げ、ナインとともに行ったシャンパンファイト。最高の夜から一夜が明け、小久保監督が福岡に“凱旋”した。

 すでに指揮官の表情は引き締まっている。「来年に向けてはだいぶ前から(構想として)どうしようかというのはある。同じことをしていても勝てない」。リーグ3連覇、日本一連覇がかかる来季に向けて「テーマは一度壊すこと」ときっぱり口にした。

 継続して勝ち続けることは年々、難易度が上がっていく。目指すはさらに強いチームだ。現状の破壊なくして真の創造はない。継続して頂点をつかみ取るチームを築き上げるためにも“創造的破壊”をチーム内に起こす。

 実際に今季は主力に故障者が続出したことにより若手が台頭し層は厚くなった。「今年の最初に思い描いていたものとは全く違うチームができそうな選手が増えてきている」。野手では柳町、野村らがチームの中核にまで成長した。守護神・オスナが離脱する中で杉山が本格化するなど盤石の救援陣が生まれた。

 多くの選手が出場機会を得た中で力を発揮した。まだまだチーム力を上げるのびしろはある。現状のレギュラー陣を含めたチームの形の解体や、野手のコンバート、投手陣の配置転換など、まっさらな視点でさまざまなチームづくりを模索していくことになりそうだ。

 現在、筑後市のファーム本拠地では若手が中心となり秋季練習が行われているが、ソフトバンクはコーディネーター制度の下でフロント主導で行われている。この期間、指揮官は不参加で英気を養う。「ここからはコーディネーターとフロントサイドです」。まずは2月の春季キャンプで各自が大きく成長した姿を待つ。

 昨季の悔しさを糧につかんだ日本一。それでも小久保監督は数々の歓喜のイベントを終えたばかりの深夜「(日本一に)なってしまったら、すぐに来年のことを考えてしまうよね」と思いを口にした。球団が目指すさらなる黄金時代を築くべく最善の準備を進めていく。  (木下 大一)

続きを表示

この記事のフォト

「ソフトバンク」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年11月1日のニュース