阪神・佐藤輝明 虎68年ぶり4番で連夜の適時打 吉兆23年も大敗1勝1敗から日本一「いつも通り準備」

[ 2025年10月27日 01:15 ]

SMBC日本シリーズ2025 第2戦   阪神1―10ソフトバンク ( 2025年10月26日    みずほペイペイD )

<ソ・神>初回、佐藤輝は先制適時打を放つ(投手・上沢)(撮影・椎名 航)
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 鷹の快勝を祝う花火が、ドームを彩った。沸き立つ一塁スタンドとは裏腹に、沈む猛虎ナイン。2―1で競り勝った第1戦から一転、1―10の大敗を喫した。初回に1点を先取しながら、直後に3点を奪われ、2回にも6失点。時計の針は、まだ午後7時30分を過ぎたところ。試合開始1時間で、勝負ありだ。

 「(相手打線も)凄かった。(適時打は)良かった。しっかり準備してまたやるだけ」

 チームバスへと続く通路で、佐藤輝は言葉を絞り出した。25日の第1戦、6回1死三塁から放った決勝打に続き、この日も初回に快音を響かせた。1死から中野、森下の連打で二、三塁とし、上沢のカーブを攻略。ミートに徹した打撃で、白球を右前で弾ませた。阪神の4番が、日本シリーズ第1、2戦で連続打点を挙げるのは、62年藤本勝巳以来、63年ぶり2人目の偉業だ。

 敵地先勝からの悔しい一敗。それも10失点での大敗――。忌まわしき文字の羅列も、頂点への背中を押している。記憶に新しい23年、オリックスとの頂上決戦。京セラドームでの第1戦を快勝した翌日の第2戦は、0―8で敗れた。だが、甲子園に舞台を移して王手をかけ、3勝3敗で迎えた第7戦で栄冠をつかんだ。一度踏破した日本一への登山道をなぞるような内容と星取りは、まさに吉兆。歴史はきっと繰り返す。悲観する必要はない。佐藤輝が元気なら、虎は何度でもよみがえることができる。

 「準備はいつも通りして、頑張りたい。(甲子園で)声援を背に頑張れたらなと思う」

 聖地で一気に3連勝を決めれば、またたく間に覇権奪回が実現する。今季、甲子園ではシーズン打率(・277)を大きく上回る・293を刻んだ。DeNAとのCSファイナルSでも打率・455、1本塁打、5打点と大暴れ。一戦必勝の精神を貫く背番号8。再び博多を訪れるつもりは、さらさらない。(八木 勇磨)

 ▽阪神の2023年日本シリーズ 第1戦でオリックス先発の山本由伸を攻略して8―0で快勝も、第2戦は逆に0―8で大敗を喫した。本拠地の甲子園に戻っての第3戦は落としたが、第4戦は大山のサヨナラ打、第5戦は8回の集中打で逆転勝利を挙げて王手をかけた。第6戦でオリックス・山本に完投勝利を許して迎えた第7戦はノイジーの先制3ランなどで試合を優位に進め、7―1で勝利。佐藤輝は38年ぶり2度目の日本一に「もう最高です」と歓喜に浸った。

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