オイシックスから史上初3選手が指名 能登は阪神5位 牧野は中日育成1位 知念は巨人育成5位

[ 2025年10月24日 07:27 ]

阪神からドラフト5位指名を受けたオイシックス・能登
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 プロ野球のドラフト会議が23日に東京都内で行われ、オイシックス新潟アルビレックスBCから3選手が指名された。今季イースタン・リーグ投手4冠の最速150キロ右腕・能登嵩都投手(24)は阪神から5位指名、同153キロ左腕の牧野憲伸投手(26)は中日から育成1位、知念大成外野手(25)は巨人から同5位指名。新潟市内で行われたパブリックビューイング(PV)会場でファンとともに喜びを分かち合った。

 必死にこらえていた。今季セ・リーグを独走で制覇した阪神からの5位指名。新潟市内のPV会場に集まった約100人のファンの前に登場した能登は「ありがとうございました」と深々と頭を下げた。降り注ぐ歓声と拍手。ファンに見せないように、あふれる涙を拭った。
 「正直、ちょっと油断していたので本当にびっくり。この一年が勝負だと思っていた。結果で応えられて、こういう評価をしてもらえて、うれしかった」

 チームがイースタン・リーグ参加2年目で、自身も2年目となった今季は開幕投手も務めるなどエースとして君臨。12勝、102奪三振、防御率2・60、勝率・750はいずれもリーグトップの数字を残し「調子が悪いときでも最低限のことができた」と誇る。シーズンを最後まで駆け抜けることができたのは、何よりもファンの支えがあったからこそ。ドラフト指名という最高の形で恩を返した。

 新たな本拠地は甲子園となる。旭川大高(現・旭川志峯)では3年夏に聖地出場。1回戦で星稜に1―0で敗れたが、後にヤクルトに入団する奥川とともに9回を投げ抜いて投手戦を演じ、存在をアピールした。「そこにまた戻れるというか、甲子園で投げられるチャンスをもらえた」と感謝する。

 桐蔭横浜大時代は緊張性頭痛を患うなどリーグ戦3試合のみの登板。逆境を乗り越え、夢をかなえた。「必要とされるところで、死ぬ気で投げたい」と覚悟を示した能登は「先発で2桁勝利できる投手になりたい」と将来的な目標も掲げた。猛虎の一員となり、再び甲子園で躍動する。
(大島 享也)

 ○…最速153キロ左腕の牧野が中日から育成1位指名、知念は巨人から同5位指名を受けた。来年で27歳を迎える“遅咲き”ながら、まだまだ伸びしろ十分な牧野は「来い来いと思っていた。指名されて安心している。NPBに行っても楽しませられるような活躍をしていきたい」と意欲。昨季はイースタン・リーグで首位打者を獲得しながら指名漏れした知念は、その悔しさをバネに成長。伝統ある球団から指名され「とってもうれしい。(指名の瞬間は)夢のような2、3秒だった。プレーで恩返しできるように頑張りたい」と言葉に力を込めた。

 ○…オイシックスは昨年はサブマリンの下川がヤクルトから育成3位指名を受けたのみだったが、今回は3選手が指名された。これは前身のBC・新潟時代も含めても初で、これでNPB球団への輩出は計12人。能登の支配下での投手指名は球団初の快挙だ。NPB球団へのコンスタントな選手輩出を目標とする球団にとって、これ以上ないドラフトとなった。

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