広島・新井監督 ポジション大シャッフル 佐々木泰は右翼テスト 逆襲へ「いろんなことを想定しながら」

[ 2025年10月17日 05:45 ]

フェニックス・リーグのオリックス戦を視察後、取材に応じる広島の新井監督
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 ポジション“大シャッフル”の予感だ。広島・新井貴浩監督(48)が16日、みやざきフェニックス・リーグを視察。同日のオリックス戦では、佐々木泰内野手(22)が「3番・右翼」で先発出場した。三塁が本職のドラフト1位ルーキーが、今季右翼を守ったのは2軍戦での1試合のみ。指揮官は、坂倉将吾捕手(27)が三塁に入るケースを想定した起用だと説明し、来季に向けてさまざまな可能性を探っていく。

 佐々木が今秋のフェニックス・リーグ6試合目にして、初めて外野の守備に就いた。それも、5月11日のウエスタン・リーグ、中日戦の1試合だけしか守っていない右翼。守備機会は2、5、9回の3度(いずれも右飛)しかなかったが、そつのない動きで務めを果たし、「久しぶりの外野だったが、もう少しコミュニケーションを取りながらできたかなと思う。そこは次に向けてやっていきたい」と振り返った。

 佐々木の主戦場は三塁。今季1軍で守備に就いた51試合のうち、外野を守ったのは2試合(先発は1)でいずれも中堅、それ以外は三塁だった。新井監督が視察に訪れたタイミングでの右翼起用。そこには明確な意図があった。指揮官は言う。

 「いろんなことを想定しながらやっていきたい。ポジションでは、サク(坂倉)にも“来年は捕手一本じゃないよ”と伝えている。サクが三塁を守るかもしれないし、そうなった時に泰(佐々木)が右翼とか。そういうのも考えられる」

 来季、ポジションを大シャッフルする可能性について言及した。正捕手の坂倉は今季、右手中指の骨折から4月下旬に復帰して以降、91試合で先発マスクをかぶったが、持ち味の打撃で本来の力を発揮できず、打率・238、5本塁打、37打点。盗塁阻止率・181と守備でも苦しんでおり、来季は一塁、三塁も含めた複数ポジションを視野に入れていることが判明した。それに伴い、佐々木も外野での起用に備えていくことになるが、22歳のホープは「全部やるにしても中途半端ではなくて、トップレベルでできるようにやっていきたい」と呼応した。

 外野では今季、中村奨が104試合に出場して頭角を現した。それでも、新井監督は「まだ計算できる選手ではない。今(の時点で)ポジションが決まっているのは小園しかいない」と言う。今秋は既に内野手登録の内田、佐藤啓が外野に挑戦中で、内外野を守れる二俣も捕手に再挑戦している。あらゆる可能性を模索しながら、5位からの逆襲を目指す来季に向け、新たな形をつくり上げていく。(長谷川 凡記)

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