ソフトバンクの“競争”の中で自信手にした大津亮介 ポストシーズンも快投へ「過去は過去。強気で投げる」

[ 2025年10月13日 08:00 ]

ソフトバンク・大津
Photo By スポニチ

 ソフトバンクの3年目右腕・大津亮介投手(26)がポストシーズンの登板に向けて静かな闘志を燃やしている。

 振り返れば悔しい思いをしてきた。1年目はCSファーストSでロッテとの第3戦の延長10回に登板しサヨナラ打を浴びた。昨季はDeNAとの日本シリーズ第3戦に2番手として上がり黒星を喫した。

 それでも今年の登板に向けて不安はないと口にする。「過去は過去なので。弱気ではなく強気で投げたいと思っています。自信を持ってマウンドに上がれると思っています」と決意を込めた。

 およそ2カ月の2軍再調整でレベルアップしたことが自信となっている。今季は6勝2敗、防御率1・92の好成績をマークしたが、白星の全ては7月21日の西武戦から積み重ねたものだ。5月半ば~7月半ばの期間でフォークを磨き、フォームも改良した。体重も最大5キロ増やした。

 「一番は悔しいという思いでしたけど、自分の足りない部分を再認識できたと捉えると逆に良い期間でした。やりたいこと、覚えたいことを全部やれたからこそ今があるので」

 今季のチーム防御率はリーグトップの2・39。かねて倉野投手コーチが原動力として挙げるのがチーム内に根付く「競争意識」だ。大津も昨季、先発転向1年目で7勝をマークしているが、それでも今季の序盤に3試合の先発で結果が出ないと長期の再調整となった。本人が口にしたように「悔しさ」は相当なものだったはずだ。

 ただ、そこで折れることはなかった。倉野コーチはリーグ優勝時「ある程度は試合をつくれたかもしれないけど、彼の将来のためにも中途半端にはいきたくなかった。何よりもそこを乗り越えた彼の気持ち、努力が素晴らしいと思います」とも話した。

 9月は25イニング連続無失点を記録するなど3勝0敗、防御率0・38だった。CSファイナルSは第5戦に先発する見込み。熱い思いを秘めてのポストシーズンの快投に注目だ。(記者コラム・木下 大一)

「ソフトバンク」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年10月13日のニュース