いよいよCS開幕 オリックス・山下舜平大 敵将の“地蔵作戦”望むところ「自分の球で勝負するだけ」

[ 2025年10月11日 05:45 ]

笑顔でキャッチボールするオリックスの山下(撮影・木村 揚輔)
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 プロ野球はきょう11日、「2025 パーソル クライマックスシリーズ(CS) パ」が開幕する。リーグ3位からの下克上を目指すオリックスは敵地のエスコンフィールドで日本ハムと激突。初戦は山下舜平大投手(23)が先発する。10日の共同記者会見で敵将・新庄監督が山下対策として昨季導入した“地蔵作戦”の再現を示唆する中、大型右腕は真っ向勝負で相手の作戦を打ち破る決意を示した。

 戦いの火ぶたは、決戦前日に切られた。共同記者会見で岸田監督は、初戦の先発を「山下」と公表。大きな期待とともに昨季の対決を振り返り、不敵な笑みを浮かべた。

 「(今季)前半はリハビリで悔しい思いをしたと思う。それをぶつけてほしい。去年、舜平大の(登板)時に、新庄監督に“地蔵作戦”をやられたので…」

 昨年8月18日の対戦で、敵将は20球目までノースイングの徹底した待球作戦を敢行。打者1巡目の9打者に投じた40球のうちスイングはわずか4だった。「肩口からのカーブだけ打てる。そうしたら(待っていたが)来なかった」。そう回想した新庄監督は「今度は60球ぐらい打たせないでおこうかな」と短期決戦で再度の作戦決行を示唆。早くも“舌戦”が展開された中で岸田監督も「(山下は)あの時よりも成長しています。楽しみにしたい」と応戦した。

 この日、エスコンフィールドで最終調整した山下は真っ向から新庄野球に立ち向かう覚悟を示した。「見てくるなら、自分は攻めるだけかなと。(相手は)いろんな練習をしていると思うんですけど、あまり相手バッターを気にせずに、自分の球で勝負するだけ。(作戦を)してきたらしてきたで、試合中に考えればいい」。“地蔵作戦”を決行された一戦は5回2安打1失点で24年初白星。今季初登板となった9月7日の日本ハム戦では、5回3安打2失点ながら11奪三振と互角以上に渡り合ってきた。

 新人王に輝いた23年は第三腰椎分離症のため夏場以降に戦線を離脱し、3年越しに迎えるポストシーズン初登板。「チームに勢いを与えられたらいい。試合数は決まっているので、出し切りたい」。下克上日本一への序章は背番号11の快投から始まる。 (阪井 日向)

 ▽山下と日本ハムの地蔵作戦 24年8月18日の日本ハム戦(京セラドーム)に先発した山下は、徹底した待球策を仕掛けられる。日本ハム・新庄監督が山下の与四球の多さに着目したもので、1巡目の9打者に投じた40球のうち、バットを出させたのはスイング4度(ゴロ1、ファウル1、空振り2)とバント安打の1度だけ。山下は初回の2者連続与四球に続き、2回も先頭から2者連続与四球とバント安打で無死満塁のピンチを招き、1死後、1番・浅間の犠飛で先制点を許している。試合は打線の援護で5―2の逆転勝利。3回以降立ち直った山下は5回を1失点でシーズン初勝利を挙げた。

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