楽天・三木監督続投 4年連続4位“定位置”脱却へ若手育成評価 オフは「ドライブライン」へ選手派遣

[ 2025年10月6日 05:30 ]

<楽・オ>試合前、話し込む(左から)三木監督、三木谷オーナー、川名コーチ、塩川コーチ(撮影・木村 揚輔)
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 楽天は5日、今季5年ぶりに指揮を執った三木肇監督(48)の来季続投を発表した。オリックスとの今季最終戦後に石井一久GM(52)が明言した。4年連続4位の“定位置”からの脱却と13年以来のリーグ優勝&日本一を目指し、今オフからは米国のトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」への選手の派遣を球団として後押しすることも判明した。

 67勝74敗2分けで4年連続の4位。“定位置”に甘んじても可能性を感じたからこそ、来季も三木監督に託すことを決めた。オリックスに延長11回の末に1―2で敗れた今季最終戦を終え、石井GMは「僕たちと一緒にいろんなことに取り組んでくれて、若い選手を成長させてくれた。来年に向けて期待値の上がる選手起用をしてくれていると思う」と続投の理由を説明した。

 5年ぶりの再登板だった三木監督は計5年間(19、21~24年)の2軍監督経験を生かし、積極的に若手を登用。大卒2年目の中島が1番打者に定着し、同学年の黒川も勝負強い打撃で中軸を任せるほどに成長した。ドラフト1位・宗山の加入で三塁に回った村林は144安打を放って10年目で初タイトルとなる最多安打を獲得した。
 70本塁打は12球団最少だった分、同最多110盗塁を誇る機動力でカバー。投手陣は2年連続開幕投手を務めた5年目の早川が自己ワースト2勝にとどまる誤算の中、藤平、西口、西垣らブルペン陣を押し立てて137試合目までオリックスとCS進出を争った。

 巻き返しへのプランが進行していることも判明した。動作解析などを用いた最先端のトレーニングで知られる米国のトレーニング施設「ドライブライン」への選手派遣を球団として後押しする。科学的な手法でパフォーマンスを向上させ、大谷(ドジャース)ら多数のMLB選手らも利用。選手個々が自費で渡米していた従来と違い、今オフからは球団が負担する方針を決め、さっそく今月中旬に宗山、古謝ら飛躍を期待される若手が渡米し、米アリゾナ州に約3週間滞在する予定だ。

 三木監督は最終戦を控えた試合前のベンチで三木谷浩史オーナーと談笑する異例の光景。続投が決まって帰路に就く際には「お話を頂いたので、しっかりとチームの力になれるように頑張ります」と表情を引き締めた。「チームとしての課題、個々のテーマをしっかり具体的にしながら進めることが大事」。来季こそ杜の都に大輪の花を咲かせる。(花里 雄太)

 ▼ドライブライン・ベースボール 米シアトル郊外に本社を置く最先端のトレーニング施設で、アリゾナ州にも施設がある。トレーナーや医師、動作分析の専門家らさまざまな分野のプロが常駐。体中にセンサーを装着し、さまざまな重さのボールを使うことで筋肉への負荷を調べ、理想のフォームをつくり上げる。近年は阪神・佐藤輝ら日本選手も数多く指導を仰いでいる。

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