泉口が3割打者に 巨人では19年坂本以来6年ぶり 最終戦で全4出塁 最高出塁率へ「やることはやった」

[ 2025年10月2日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人5-2中日 ( 2025年10月1日    東京D )

<巨・中>4回、安打を放つ泉口(撮影・光山 貴大)
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 巨人に6年ぶりの3割打者が誕生した。1日の今季最終・中日戦で泉口友汰内野手(26)が2安打2四球と全4打席で出塁。打率・301と上げ、打率3割以上は球団では19年坂本勇人(・312)以来となった。出塁率もリーグトップの・3621に伸ばし、初タイトル獲得も視野。試合は5―2で快勝し、貯金1で143試合目を終えた。11日から敵地でDeNAとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストSに臨む。

 冷静に見極めて一塁に歩き出した泉口とは対照的に、ベンチは大盛り上がり。代走が告げられて総出で出迎えられ、ようやく笑顔を見せた。出塁率は・3621となり、「6毛差」でリーグトップに浮上。打率は・301で、球団では19年の坂本以来6年ぶりに3割打者が誕生した。

 「素直にうれしい。チームに貢献するという思いだけでここまで来た」。試合前時点で打率・298。最高出塁率を争う広島・小園は・3615と僅差で、3位の阪神・大山も1試合を残し・360という混戦だった。「数字は最後についてくるもの」と言い続けた26歳も「ここまで来たら3割で」と意識して臨んだ今季最終戦で2安打2四球の全4出塁。球団では11年長野以来、14年ぶりとなる2年目での3割打者は、自身初タイトルも視野に入れ「やることはやった」と胸を張った。

 課題を感じた打撃の中でも、選球眼は手応えを得た。新人だった昨季は打率・201だったが「ストライクゾーンは狭いからやりやすい」。社会人でレベルの高い投手相手に、プロよりも広いストライクゾーンで勝負してきた積み重ねが生き、今季はチームトップの47四球を選んだ。

 「打てないとレギュラーになれない」と振り込んだオフを経て、迎えた春季キャンプ初実戦の2月11日の紅白戦。「最初が肝心。野球人生が決まると思って、それぐらいの覚悟で打席に入った」と第1打席に全てを懸けた。チーム1号となる右越えソロで首脳陣に強烈な印象を植え付けた。開幕こそ2軍で迎えたものの、強いスイングを心掛け続けて4月4日に昇格し、遊撃の定位置を獲得。3番打者としてけん引するまでに成長し阿部監督も「素晴らしいの一言」と目を細めた。

 「チャレンジャーとして日本一を獲れるように頑張りたい」。今季のセ・リーグで2人しかいない勲章を胸に、堂々とチームを引っ張る。(小野寺 大)

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