阪神・村上頌樹 師匠青柳と投げ合って3冠締めや 「いい姿を見せたい」10・2最終戦先発

[ 2025年9月30日 05:15 ]

キャッチボールする阪神・村上(撮影・亀井 直樹) 
Photo By スポニチ

 阪神・村上頌樹投手(27)が、投手部門3冠獲得を懸けて、レギュラーシーズン最終戦となる10月2日のヤクルト戦(甲子園)に挑む。同戦では、元阪神で、今季途中にフィリーズ傘下2Aから加入した青柳晃洋投手(31)と投げ合う見込みで、29日は甲子園の室内練習場で調整した。23年から合同自主トレをともにし、直近に投手3冠に輝いた阪神選手でもある“師匠”に、成長した姿を見せる。

 キャッチボールやランニングで汗を流した村上は、青柳との“師弟対決”を前に、胸を高鳴らせた。「ヤギ(青柳)さんに投げるのも初めてですし、そこは楽しみです。しっかり(ヤギさんから)一本打って終わりたいなと思います」。感謝と恩返しの気持ちを胸に投球だけでなく、打撃でも全力で勝負する。

 23年から青柳との合同自主トレに参加。同年に初めて先発ローテーション入りを果たすと、10勝6敗、防御率1・75で新人王、MVP、最優秀防御率と大ブレークした。その足がかりをつくってくれたのが青柳だった。

 7勝11敗と負け越した昨季からも完全復活した。失敗を引きずりがちだったが「楽に考えよう」と意識を変えた。今年の自主トレでは青柳からも「自分を許してあげないと」と背中を押されていた。

 今季はここまで13勝4敗でリーグトップの勝率・765。13勝以上という勝率第1位タイトルの条件も満たしている。勝利数ではリーグトップのDeNA・東と1差。奪三振もトップの中日・高橋宏に2差と射程圏内だ。

 投手部門3冠となれば、球団では22年の青柳(最多勝、勝率第1位、最優秀防御率)以来となる快挙。「3つとも獲れたらうれしいこと。自分の人生の中で全部の投手のタイトルを獲れることになるので、獲れるように頑張って終わりたい」。23年の防御率のタイトルと合わせた“コンプリート”を狙う。

 前回26日の中日戦(甲子園)では5回1失点で13勝目。自身2連勝で、ポストシーズンも控えるだけに「嫌な形で終わったら次のCS、日本シリーズに影響すると思うので、
いい形で終われるようにしたい」と言葉に力を込めた。

 3年の時を経て、師匠と同じ道をたどるように、3冠を懸けた一戦へと向かう。そんな大事な試合で青柳と投げ合うのも、きっと何かの縁。「いい姿を見せたいなと思います」。これ以上の舞台はない。真剣勝負で快投を披露して恩返しする。(山手 あかり)

 ○…阪神投手で過去に3部門でタイトルは44年若林忠志、03年井川慶、22年青柳の3人で、いずれも最多勝、最優秀防御率、勝率第1位(井川の03年は表彰対象外)の組み合わせ。最多勝、勝率第1位、奪三振で3冠ならチーム初になる。

「阪神」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年9月30日のニュース