オリックス 388日ぶり勝利の山下舜平大 第三腰椎分離症と向き合いながら汗を流す姿が後輩たちの指針に

[ 2025年9月28日 05:05 ]

パ・リーグ   オリックス2-0楽天 ( 2025年9月27日    京セラD )

<オ・楽22>ヒーローインタビューを終え笑顔でペンライトを振る山下 (撮影・奥 調)
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 オリックスの2年ぶりCS進出を決める1勝を呼び込んだのは山下の右腕だった。23年の新人王が7回を被安打3、11奪三振の無失点。昨年9月4日の西武戦以来、388日ぶりの復活星だ。

 緊急降板した3月7日の巨人とのオープン戦を最後に、戦線を離脱。3度目の発症となった第三腰椎分離症と向き合いながら、大阪・舞洲の球団施設でトレーニングルームにこもって汗を流す姿は、いつしか後輩たちの指針となっていた。昨年8月に「右肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)」を受けた高卒2年目・河内も、その一人。「僕がリハビリ頑張れたのは、ペータさんがいたから」と、幾度も刺激を受けていたと明かす。

 「投げられなくても、一生何かしらのトレーニングをしていた。いつ見てもここ(舞洲)にいるし。常に前しか見ていないし、僕らには絶対ポジティブな姿を見せていた」

 今月17日の2軍練習試合で約1年ぶりに実戦復帰するまで、幾度も壁にぶつかってきた20歳右腕に、山下は「まだまだこれからっしょ、やるしかないっしょ」という合言葉で背中を押し続けていた。「自分より長い期間リハビリで、波もあったと思うので。これから状態が上がってきて、今までやってきたことがよかったなと思えればもっといい」。実戦復帰の際は、いの一番に祝福のメッセージ。言葉のみならず、この日1軍で示した勇姿でさらに後輩を勇気づけてみせた。

 チームは5年連続で京セラドームでのシーズン勝ち越しも決めた。「時間はかかりましたけど、通過点だと思って。日本一を目指す。そこしか狙うところはない」。大いなる野望へ、背番号11が力強い一歩を踏み出した。(石塚 徹)

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