ダルビッシュ 来季から導入の「ロボット審判」は「嫌いじゃない」も審判員に気遣い「やりがいとか…」

[ 2025年9月27日 15:45 ]

ナ・リーグ   パドレス7―4ダイヤモンドバックス ( 2025年9月26日    サンディエゴ )

パドレスのダルビッシュ(AP)
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  パドレスのダルビッシュ有投手(39)が26日(日本時間27日)、本拠でのダイヤモンドバックス戦に先発。5回6安打2失点と粘りの投球で今季5勝目、日米通算208勝目を上げた。今季の成績は5勝5敗、防御率5.38となった。

 丁寧な投球で回を重ねた。初回1死、マルテに投じた内角低め93.1マイル(約149.8キロ)直球を右翼席へと運ばれ、先制点を失った。それでも直球を軸に、カーブ、スライダー、カットボール、スプリット、シンカーなど多彩な変化球で投球を組み立て。3回にマッカーシーにソロ本塁打を許したが、慌てることなく粘りの投球を貫き、打線の援護を待った。

 打線は0―2で迎えた4回。1点を返し、なおも2死満塁の場面で1番・タティスが左越えに逆転の24号満塁本塁打を放った。総立ちの観衆から大歓声が降り注ぎ、ベンチもお祭り騒ぎ。ダルビッシュは逆転直後の5回も無失点で終え、勝利投手の権利を得た。

 試合後、来季からストライクの機械判定でロボット審判とも言われる「ABSシステム」が導入されることについて、ダルビッシュは持論を語った。「自分は、嫌いじゃないというか、スプリングトレーニングもそうでしたし、マイナーの試合でもありましたけど、やっぱりストライクをボールって言われるのはキツいので、それが確実にストライクになってくれるっていうのは、すごく自分としてはいいことだと思います」と歓迎の姿勢を見せる一方「同時に、でも審判の方々はどうなのかなっていうところありますね」と「人間」の方に思いを寄せた。

 チャレンジによって、正確なジャッジを下すことができることに加え、誤審によって審判に批判が集中することを防ぐ側面もあるシステム。意義は理解しながらも「でもやっぱり審判の方のプライドとかどうなのかなっていうところで、そこはやっぱりコールに、凄くプライド持ってる方もいると思うので、そこに機械が入ってくると、やりがいとかどうなのかなとか思ったりもしますけど。そこは、ちょっと分からないですけど」と話した。

 かねて審判員へのリスペクトを口にし、過去には自身のX(旧ツイッター)に「元プロ野球選手が審判とかすると誤審連発なので、自分からするとプロ野球の審判は全員化け物です笑」と投稿したこともあるだけに、心配するのは心の部分だ。審判員への気遣いを問われ「人生があるから、やっぱり。そこにやりがいがなかったら、あんまりアレじゃないですか。ホテルに帰ったり、家帰った時とかの、こう、精神的な部分とかどうなのかなとか」と首をひねる。「どの仕事もそうですけども、その人からやりがいを取ったりとかっていうのは、やっぱり良くないことだと思うので」と最後まで気遣いを見せていた。

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