日本ハム、入院中“八木コーチのために”一丸!初回先頭から5連打など大勝 首位ソフトバンクに2差再接近

[ 2025年9月12日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム10―4オリックス ( 2025年9月11日    エスコンF )

<日・オ>初回、中越えに先制二塁打を放つレイエス(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムオリックス戦に10―4で大勝し、首位・ソフトバンクとの差を2ゲームに縮めた。初回は先頭からの5連打など7安打を集めて一挙6得点の猛攻。9日のソフトバンク戦で折れたバットが左側頭部に当たって八木裕打撃コーチ(60)が入院した緊急事態に打撃陣が計16安打で奮起し、新庄剛志監督(53)は改めて逆転優勝へ気勢を上げた。

 全員の思いは一緒だった。アクシデントで入院治療を余儀なくされた八木打撃コーチが一時離脱し、試合前ミーティングでは「八木さんのために勝とう」の号令で一致団結。新庄監督が送り出した打線が頼もしすぎた。

 「(9日に)ソフトバンクさんに勝って、オリックスさんに前回は3連敗。今日(11日)は大事だったんですよ」

 逆転優勝へ向けて一つの取りこぼしが命取りになりかねない中、苦慮してオーダーを組んだ。不調の選手を1番に据える新庄流で、過去5試合で11打数2安打と低調だった野村を今季初の1番起用。好調の今川を2番に据え、左腕・東松を打ち崩すべく、右打者を7人も並べると初回からはまった。

 野村が左前打、今川も右前打で続き、無死一、二塁からレイエスが先制の中越え二塁打。5番・清宮幸まで5連打とつながった。この回は打者10人で7安打の猛攻で一挙6得点。16安打10得点の大勝に3安打1打点で貢献した今川は「八木さんのためにも勝ちたいと思っていた」と汗を拭った。

 9日のソフトバンク戦の8回に折れたバットが一塁側ベンチにいた八木コーチの左側頭部を直撃。脳内には一部出血と腫れが確認された。前日に病院を見舞った新庄監督は観戦用のタブレットなどを差し入れた。代役の人選を聞かれた際には「脳だったのでちょっと試して。“あれ、誰だっけ”と。そしたら“横尾?”と返ってきたから、大丈夫だと」とちゃめっ気を見せ、元気な姿に安堵(あんど)した。

 ソフトバンクが敗れて2ゲーム差まで再接近。大接戦の優勝争いを、瀬古利彦がイカンガーを最後の直線で抜き去った83年福岡国際マラソンに例えてきた指揮官は「面白くなってきた。イカンガー、見えましたよ」とうなずいた。逆転トップでゴールテープまで全力で駆け抜ける。(田中 健人)

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