【一問一答】ド軍監督「素晴らしかった。翔平は5回出塁した」2本塁打&3四球の大谷など称賛

[ 2025年9月8日 07:05 ]

インターリーグ   ドジャース5-2オリオールズ ( 2025年9月7日    ボルティモア )

<オリオールズ・ドジャース>初回、ドジャース・大谷はオリオールズ・菅野(左)からソロホームラン(撮影・小海途 良幹)
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 ドジャース大谷翔平投手(31)が、7日(日本時間8日)のオリオールズ戦に「1番・DH」で先発出場し、1試合2本塁打を放つなど勝利に貢献。チームの連敗を「5」で止めた。また、ナ・リーグの本塁打王争いを演じるフィリーズ・シュワバーには、ついに1本差まで迫った。

 大谷は、メジャー初対決となったオリオールズの先発・菅野智之投手(35)から、圧巻の2打席連続本塁打を放った。初回はカウント1-0からの2球目だった。外角高めのシンカーをすくいあげると、打球はバックスクリーン右へ消える豪快な一発。打球速度109.8マイル(約176.7キロ)、飛距離は411フィート(約125メートル)となった。今季12本目の先頭打者弾は歴代3位タイの記録で、1位の24年シュワバー(15本)まで、あと3本に迫った。

 さらに3回だ。2-0からの3球目、内角直球を振り抜くと今度も中堅右へ放り込む豪快な一発を披露した。マウンドの菅野は小首をかしげながら振り返って打球を確認すると、ぶ然とした表情で見送るしかなかった。

 試合後、デーブ・ロバーツ監督(53)は「先頭で翔平がホームランを打ってくれて、ベンチが一気に活気づいたのは大きかった」と称賛するなど、連敗脱出に胸をなで下ろした。

 以下、同監督との一問一答。

 ――これまでとの違いは
 「昨日の試合に入るときと同じようなエネルギーが今日もあったと思う。先頭で翔平がホームランを打ってくれて、ベンチが一気に活気づいたのは大きかった。昨日も見られた光景だ。クレイトンは由伸の流れをそのまま引き継いで、いつものように本当に競り合って、要所で投げ切ってくれた。持ち球を全部うまく使っていたのも良かった。ベストな状態じゃなかったかもしれないけど、それでも相手に芯で捉えさせなかったし、テンポよくアウトを重ねてくれた。中4日でまた6回まで投げ切ってくれたのは本当に大きい。チームに必要なものをすべて与えてくれたと思う」

 ――どうしても勝ちたい試合で、ビッグ3が結果を出してくれた
 「素晴らしかった。翔平は5回出塁した。ムーキーも本当にいいスイングをしていた、今日ももう1本惜しい打球があった。フレディもいい打席があった。全体的にエネルギーが良かったし、プレーの質も良かった。下位打線の選手たちもちゃんと役割を果たしてくれた」

 ――シリーズの最初の2試合を落として迎えたこの勝利の意味は
 「こういう反応は驚きじゃない。焦りはなかった。ただしっかり準備して臨んだだけ。選手たちは落ち込むことなく、むしろ前を向いて試合を勝ちにいこうという雰囲気だった。そのこと自体がチームの自信を物語ってると思う。それに翔平やムーキーがあれだけの活躍をしてくれるのも、もちろん大きな助けになる」

 ――ブルペンでエンリケス、ロブレスキー、ドレイヤーが貢献
 「本当に良かった。今の状況で、他の選手や特定の選手にチャンスを与えて、どう応えるかを見るのは大事なことだ。エドガルドがあそこに入っていって、右打者に対して4シームを4球続けるというミスはあったけど、結局あの回を切り抜けたのは大きかった。そして今日のキーポイントはやっぱりロボだと思う。2イニングを投げて、ダメージを最小限に抑えてくれた。特に最初のイニングで相手がチャンスを作っていたところをゼロで切り抜けて、もう一度出てきてまたゼロに抑えて9回につないだ。最後はジャックに左打者をベンチに残しておくためにも任せたし、締めてくれると思っていた」

 ――もし春に「9月の試合を3人のルーキーで締める」と言われていたら
 「信じなかっただろうね。でも野球のシーズンは長いし、何が起こるかわからない。ジャックはシーズンを通してずっと一緒にいて、頭のいいやつだ。しっかり勉強しているし、信頼できる。マウンドで何をやるべきかも理解している。試合の流れに飲まれることもない。エドガルドは、今日はここ数試合に比べると少しスピードアップしすぎた感じがあった。ロボはワシントンでのナショナルズ戦のあと、戻ってきてから別人のようになった。自信がみなぎっているし、攻める姿勢がいい。ベン(ドレイヤー)は今日も全員をうまくリードしてくれたと思う」

 ――カーショウをさらに投げさせることを考えたか
 「考えはした。ただ、彼には多くのイニングを任せてきているし、彼はいつだって投げ続けたいと思う投手だ。これまで数回、中4日登板をこなした唯一の投手だと思う。でも今日はシンカーが冴えていなかったし、二塁打も打たれた。その時点で“どこまで引っ張るか”を考えた。結局は先発の後ろにいる投手たちが仕事をしなければならない。最後の1点を与えるのは嫌だったけど、ここ最近彼をかなり酷使してきたこともあるし、彼のためにも正しい判断をしないといけないと思った。本人はきっと異論を唱えるだろうけど、それが私の考えだ」

 ――ロハスが捕手の悪送球で生還したプレーについて
 「あれはいい形で転がってきた。ああいう幸運はしばらくなかったから、すごくありがたかった。ミギーは本当に全力でプレーしてくれているし、あの得点はチームにとって大きかった」

 ――ここからどう流れを長くしていけるか
 「ロッキーズとは最近対戦して、あの時は2勝2敗だった。彼らの投手陣も見ている。明日にはマックス(マンシー)が戻ってくるから、それも助けになる。今はスプリントだと話してきたし、もう一気に走り出さなきゃならない。ここ数試合でオフェンスも少しずつ形になってきていると思うし、西海岸に戻ってきたことで、東の遠征よりずっといい結果が出せると信じている」
(取材・杉浦大介通信員)

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