能見篤史氏「阪神の独走状態が理解できるナイスゲーム」8回3点目を防ぎ9回の逆転につなげた

[ 2025年8月27日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神3―2DeNA ( 2025年8月26日    横浜 )

<D・神>勝利しハイタッチする石井(中央)ら阪神ナイン(撮影・藤山 由理)
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 【能見篤史 視点】阪神がワンチャンスをものにした。0―2の9回、1死一、三塁から佐藤輝の中犠飛で1点を返したが、2死一塁。あと1死まで追い込まれたが大山が逆転2ランを放つ。初球から勝負したことが功を奏した。

 その裏は石井が1死満塁を背負ったが、三森の遊直を前進守備の小幡がダイビングキャッチ。その直前の一、二塁からの桑原の左前打も生還させずに守り切った。

 阪神打線はDeNAの先発ケイに7回まで村上の中前打1本と完ぺきに抑えられた。得点どころか二塁にも進めなかった。真っすぐも変化球もすべて良かったので、きょうは仕方がないという雰囲気。交代してくれないと追いつくチャンスはなさそうだったが、7回に代打を送られて勝機が見えた。村上がその7回1死一、二塁をしのぎ、8回もハートウィグが2安打1四球を許しながら無失点。何度も何度もギリギリのところを切り抜けて3点目を防ぎ、最終9回に逆転機が訪れる流れを持ってきた。

 守護神はどんなピンチを背負っても最後まで追いつかせなければ、救援成功なのだ。石井のセーブはお見事だったし、打線は相手ストッパーを追い詰めただけではなく、よく追いつき、追い越した。その過程で優勝マジックを着々と減らしている阪神の強さを感じる。主力の森下に代走を送るなど延長戦に入ったら…とか先のことを考えず、思い切った采配ができているし、それが当たっている。今の独走状態が理解できるナイスゲームだった。 (スポニチ本紙評論家)

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