広島・常広羽也斗 今季初登板初勝利 新井監督「いいもの見せてくれた」

[ 2025年8月25日 05:05 ]

セ・リーグ   広島5-4中日 ( 2025年8月24日    マツダスタジアム )

<広・中23> 広島先発・常広 (撮影・平嶋 理子) 
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 広島・常広羽也斗投手(23)が中日戦(マツダ)で今季初登板初先発。5回1/3を3失点(自責2)にまとめ、昨年9月15日にプロ初勝利を挙げて以来となる勝利を挙げた。チームは一夜で4位に再浮上。クライマックス・シリーズ進出圏内へ終盤戦も熾烈(しれつ)な争いが続くが、若き背番号17の台頭に期待がかかる。

 8月後半での今季初登板。常広はチャンスをものにしようと全力で腕を振り、待望の今季初勝利をつかんだ。

 「今日の一戦は大切だと思っていたので、1イニング目からしっかり入った。全体的にバランスが良く、いい入りができた。初回、2回で“こういうフォームで投げたら”とつかめていたので、そのままいけた」

 立ち上がりからエンジン全開だった。140キロ台後半の直球を軸に中日打線を翻弄(ほんろう)。2回はボスラー、山本、チェイビスを3者連続三振に斬ってリズムに乗ると、中盤4、5回も3人で退け、危なげない投球を続けた。しかし、6回に一変した。1死から味方守備の失策で出塁を許すと、田中に死球。続くブライトに中越え3ランを被弾。5回1/3を3失点(自責2)で救援陣にバトンを渡し、「投げきりたかった」と今後への反省材料も見つかった。

 2年目の今季は開幕2軍スタート。ウエスタン・リーグでも16試合の登板で3勝10敗、防御率4・69と苦しむ中、17日のソフトバンク戦を視察した新井監督が1軍での先発抜てきを決めた。その意図について指揮官は「実際に自分の目で見て、このボールだったら1軍で勝負できると思った。ファームの成績とか関係なしに上げると決めた」と説明した。

 実は7月に一度昇格が検討されていたが、体調不良により、見送りとなっていた。常広自身も一時、2軍の戦列も離れ、体調管理の大切さを痛感。毎日、免疫機能を活性化させるヨーグルト飲料を飲むなど自己管理に気を配ってきた。ようやくつかんだチャンスで力を発揮。新井監督は「今日いいもの見せてくれたのでまた次も期待している」と次回も1軍で先発させる方針を示した。

 「残り30試合というところでいうと、チャンスをつかんだわけではない。普通に登板機会をもらえたというだけ。これからイニングを伸ばせるようにしたい」と常広。チームはクライマックス・シリーズ進出圏内浮上に向け正念場を迎えているが、最終盤で背番号17の活躍に期待がかかる。(長谷川 凡記)

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