【甲子園】沖縄尚学・比嘉公也監督 悲願の頂点「生徒の頑張りに尽きる」 目潤ませ「大声援のおかげ」

[ 2025年8月23日 12:36 ]

第107回全国高校野球選手権大会第15日目 決勝   沖縄尚学3―1日大三 ( 2025年8月23日    甲子園 )

優勝した沖縄尚学・比嘉監督(撮影・五島 佑一郎)
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 口調は普段通り淡々としたものだったが、目は潤んでいた。悲願の夏の甲子園大会初優勝を果たした沖縄尚学(沖縄)・比嘉公也監督(44)は「生徒の頑張りに尽きるかなと思います」と戦いを振り返った。

 最後まで自分たちの野球を貫いた。初回、日大三(西東京)に先制点を許したが、直後の攻撃ですぐさま得点を取り返した。中盤は均衡した状態となったが、1―1の6回に2死から一走・宮城泰成(3年)が二盗。4番・宜野座恵夢の左前打で勝ち越しに成功した。準決勝から4番に据えた宜野座が最高峰の舞台で期待に応える一打。「今日も本当、いい仕事してくれたと思います」と称えた。

 先発マウンドには背番号10の新垣有絃(2年)を送り出した。新垣有は先制点こそ失ったが、140キロ台中盤の直球を軸に、スライダー、チェンジアップなど変化球を効果的に織り交ぜ、強打の日大三打線に的を絞らせなかった。3―1の8回2死二塁の場面で、背番号1の末吉良丞(2年)を投入。「総力戦で勝とうと迷わずスイッチしました」と決断した。

 1回戦から6試合。全てが息詰まる接戦だった。初戦の金足農(秋田)に1―0で競り勝ち「ここで自信を深めたんじゃないかなと」と振り返る。全試合で3点差以内。「今日もよく粘ったと思います」とたくましさを増したナインの姿に目を細めた。

 沖縄県勢としては優勝した10年の興南以来、15年ぶりとなる決勝戦。地元の盛り上がりは肌で感じていた。「本当に大勢の方が、大声援を送ってくれるおかげで、生徒たちの力を増していただいたのかなと思っています」。沖縄尚学はもちろん、県民にとっても歓喜の優勝。超満員のスタンドからは指笛の美しい音色が響いていた。

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