ド軍指揮官 前回対戦から変貌したダルビッシュに脱帽「良かったのは投球の“脚本をひっくり返した”から」

[ 2025年8月23日 13:33 ]

ナ・リーグ   ドジャース―パドレス ( 2025年8月22日    サンディエゴ )

<パドレス・ドジャース>9回、中飛に倒れたドジャース・大谷(左から2人目)とロバーツ監督(左)(撮影・小海途 良幹)
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 ドジャース大谷翔平投手(31)が22日(日本時間23日)、敵地でのパドレス戦に「1番・DH」で先発出場。2打席凡退して迎えた第3打席でダルビッシュ有投手(39)から四球を選び、8月はこれで全19試合連続出塁となった。しかし、その後も安打は生まれず、チームも惜敗。これで73勝56敗でパドレスに並ばれ、8月15日以来7日ぶりの同率首位となった。

 ダルビッシュとは過去ポストシーズンを含めると13打席の対戦で2安打で長打はなし。打率.154、5三振に抑えられていた。大谷は第2打席まで一ゴロ、右飛で安打なし。3回にフリーランドのソロ本塁打で先制したが、4回に逆転されて1―2で迎えた6回1死走者なしの第3打席はフルカウントから四球を選んだが、ベッツが遊ゴロ併殺打に倒れた。

 1点を追う9回は大谷が先頭で迎えた。相手守護神スアレスとは6月19日の対戦で死球を当てられて以来の対戦。カウント1―1から高めの速球を強振して中堅へ大飛球。大谷は確信歩きでゆったりと歩き出したが、388フィート(約118.3メートル)の大飛球はフェンス手前で失速した。打線はベッツ、フリーマンの安打で2死一、三塁と一打同点の好機を演出したが、最後はT・ヘルナンデスが空振り三振に倒れた。

 試合後、取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は9回の大谷の大飛球がフェンス手前で失速して同点弾とならなかったことに言及。「おそらく他の29球場ならホームランになっていただろうね。けれど、この球場特有の条件、海からの湿気による“マリーンレイヤー”や広さの影響で、打球が途中で伸びを失ってしまった」と悔しがった。ただ、実際には米データサイト「ベースボール・サバント」によると、全30球場で本塁打となったのはカブスの本拠リグリー・フィールドの1球場のみだった。

 ダルビッシュにはフリーランドの一発のみで6回1安打1失点に抑えられ、8回まで1安打と打線が沈黙。ロバーツ監督は打線について「今夜のダルビッシュが良かったのは、投球の“脚本をひっくり返した”からだと思う。前回はゾーンを見つけられていなかったけれど、今日は速球をしっかり信頼してきた。右打者の内角にはカッターを多用し、スイーパーやカーブもこれまで以上に混ぜてきた。特定の球種に偏らず、必要な場面で必要なボールを投げ分けていたんだ。こちらは内野の範囲をほとんど越える打球が出なかった。要するに、彼は配球の組み立てを変え、要所でビシッと投げ切った、ということだと脱帽した。

 シリーズの重要性を踏まえると、今日の打線の内容にはフラストレーションがたまるかと問われると「いや、単純にダルビッシュが素晴らしかったということだよ」と指摘。「集中力を欠いていたわけではないし、粘った打席もあった。いいアプローチも見られた。ただ、今夜は“良い投球が良い打撃を上回った”そういう試合だった」とダルビッシュの投球を称えていた。

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