【甲子園】準決勝の鍵握る2年生たち 県岐阜商“四本の矢”のエース柴田蒼亮「意識は増している」

[ 2025年8月21日 05:00 ]

第107回全国高校野球選手権大会

タイブレークの末、横浜にサヨナラ勝ちした県岐阜商ナインと盛り上がるアルプススタンド
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 第107回全国高校野球選手権は21日に準決勝を迎える。今大会2度目の休養日となった20日、県岐阜商(岐阜)は、日大三(西東京)戦に備えて兵庫県西宮市内の球場で調整した。4強入りした相手校には注目の2年生選手が並ぶ中、最速145キロのエース右腕・柴田蒼亮(そうすけ)投手を中心とした「2年生投手カルテット」で、1936年以来89年ぶりの夏の日本一に挑む。

 今夏日本一の鍵を握るキーワードは「2年生」だ。16年ぶりに準決勝を戦う県岐阜商の藤井潤作監督は「みんなが勝負強く投げている。(横浜との準々決勝は)渡辺大雅と和田聖也が圧巻の(無失点)投球。準決勝も期待したい」と言及した。今大会4試合に登板した4投手は全て2年生。横浜(神奈川)戦では3投手が登板し、延長11回の末に相手の春夏連覇を阻止した。大会を通じて2年生が活躍を見せている中、同校の「2年生カルテット」が負けず劣らずの輝きを放っている。

 絶対的エースの右腕・柴田は全4試合に登板。2戦連続完投を含む26回1/3を投げて自責点6(防御率2・05)と好投を続ける。準決勝前日は軽めのキャッチボールなどで疲労回復に努め、「そこまで疲れは感じていない。(末吉ら他チームの)2年生への意識は、どんどん増しています」と対抗心を燃やした。

 夏の甲子園で2年生投手の登板のみで優勝すれば、高橋光成(西武)を擁した13年前橋育英(群馬)以来12年ぶりとなる。柴田を支えるのが3人の左投手だ。横浜戦に先発し5回1安打無失点に抑えた渡辺大雅は「柴田に助けてもらうばかりではなく、他の2年生も柴田のように頑張りたい」と抱負。和田聖也は「2年生が頑張って、一日でも長く3年生と野球ができるようにしたい」と語った。3回戦の明豊(大分)戦に先発した豊吉(とよし)勝斗も腕をぶす。

 沖縄尚学と山梨学院には来秋ドラフト候補の2年生エースがいる。準決勝の相手・日大三は2年生4番・田中諒を擁する。世代屈指の個の力を前に、県岐阜商の2年生投手たちが燃えている。(河合 洋介)

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