【甲子園】横浜・織田翔希 食あたりでも完投直訴の理由「周りの選手を温存して、自分が犠牲になっても」

[ 2025年8月17日 14:36 ]

第107回全国高校野球選手権第12日 3回戦   横浜 5―0 津田学園 ( 2025年8月17日    甲子園 )

<全国高校野球選手権 津田学園・横浜>7回、ピンチをしのいで駒橋(左)と笑顔でグラブタッチをかわす横浜・織田(撮影・北條 貴史)
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 春夏連覇を狙う横浜(神奈川)が津田学園(三重)を5―0で破り、夏は2008年以来17年ぶりの8強入りを果たして夏の甲子園通算40勝目を挙げた。最速152キロ右腕・織田翔希(2年)が106球を投げ、5安打2四球5奪三振無失点で今大会2度目の完封勝利をマーク。今大会の連続無失点を23回2/3に伸ばした。

 村田浩明監督によると、織田は15日から食あたりを起こして16日の前日練習を休み、ホテルで寝ていたというが「投げます。大丈夫です。監督信じてください」と登板を直訴。8回か9回での交代も検討していたが、「監督、代えないでください。チームの方針があるのなら代えてもらっても構わないですけど」と初めて主張して投げきったという。

 織田は試合後、「必ず自分が投げて勝つという思いでマウンドに上がった。自分としては初回からリズムをつくって、横浜高校に流れを持ってきて、無失点にこだわって投げたい」と振り返った。7回には3安打を浴びて1死満塁のピンチを迎えたが、遊ゴロ併殺で無失点。「ピンチの時こそ強気でいくのがピッチャーでは必要。ピンチだからこそ強気で投げた」と明かし、完封については「駒橋さんの素晴らしいリード、野手の好プレーがあっての完封勝利」と捕手・駒橋優樹(3年)のリードやバックに感謝した。

 この日は最速149キロも「球数が多くなると流れが悪くなるし、自分の体力も消耗する」と打たせて取ることを意識。9回の前には村田監督から奥村頼人(3年)との交代を打診されたが「自分は投げたいですと伝えた。周りの選手を温存して、自分が犠牲になっても勝ちにこだわりたい」と覚悟を口にした。準々決勝へ向け「個人ではなく、チームとして一戦必勝で頑張りたい。先を見るのではなく、目の前の相手を全力で倒しにいく」と決意表明した。

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