【甲子園】横浜・織田 2戦14回2/3無失点!打っては5回に同点打で7年ぶり3回戦進出導く

[ 2025年8月15日 05:00 ]

第107回全国高校野球選手権第9日・2回戦   横浜5―1綾羽 ( 2025年8月14日    甲子園 )

<綾羽・横浜>綾羽打線相手に力投する横浜・織田(撮影・大森 寛明)
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 2回戦3試合が行われた。史上9度目の甲子園春夏連覇を狙う横浜(神奈川)は綾羽(滋賀)を5―1で下し、7年ぶりの3回戦進出。救援登板した織田翔希投手(2年)が自己最速タイの152キロを計測し、5回2/3を3安打無失点の好投で逆転勝利に導いた。3回戦では広陵(広島)の出場辞退を受け、2回戦が不戦勝となった津田学園(三重)と対戦する。

 1球で空気を変えた。0―1の4回。2番手でマウンドに上がった織田は、役割を分かっていた。「悪い流れを変えるという意味だと思っていた。球速は意識していないけど、力がこもった」。初球、右打者の外角低めへの直球は152キロ。優勝した今春選抜で計測した、2年生の選抜最速だった自己最速に並んだ。甲子園がどよめき、空気が動き出した。

 4回を無失点。直後の5回2死二塁では、内角直球をうまく合わせ同点の中前適時打を放った。「自分が打って同点になってホッとした」とバットでも流れを変え、6回には打線が2点を勝ち越した。「前回よりも指のかかりが良くなった」という直球を軸に、5回2/3を3安打無失点、6三振を奪った。初戦の敦賀気比戦での7安打完封から14回2/3を無失点。「無失点にこだわっていた。チームを勢いづけるピッチングができて良かった」と笑った右腕を、村田浩明監督は「早めに投入して雰囲気がうちに来た。本当に感謝している」と絶賛した。

 2年生右腕はマウンド上での表情が、変わった。神奈川大会準々決勝で救援登板した際は、球審の判定に納得がいかず表情に出た。捕手の駒橋優樹(3年)から「そういう隙を見せるとピッチングに影響するぞ」と注意され改めた。この日は終始笑顔の投球。「良い表情でできた。周りにいい影響を与えられたと思う」と話した。

 夏を戦い抜く“柔軟性”が備わっている。180度開脚し胸を地面につけることができ「暇があれば柔軟する」という。ネット裏から見守ったOBの松坂大輔氏も「体が柔らかいとケガ防止につながる。猛暑の中での投球でも疲労がたまりにくく、抜けやすいのでチームのためになる」と評価した。

 その松坂を擁した98年以来27年ぶり2度目の春夏連覇まであと4勝。「一戦必勝。次も勝利に貢献できるような投球をしたい」という織田がまた、チームを頂点へ近づけた。(小林 伊織)

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