広島・前川誠太 プロ初スタメンで初マルチ!先制2点二塁打&左前打「自分が還すという勢いでいった」

[ 2025年8月9日 05:45 ]

セ・リーグ   広島3―2中日 ( 2025年8月8日    バンテリンD )

<中・広>2回、前川は先制2点二塁打を放ち、ベンチに向かってガッツポーズする(撮影・椎名 航)
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 広島の前川誠太内野手(22)が、初ものづくしの活躍で勝利に貢献した。中日戦に「8番・二塁」でプロ初先発し、先制の2点二塁打を放つなど初のマルチ安打を記録。前日7日のDeNA戦で代打でプロ初安打&初打点をマークしたばかりの22歳が再び、躍動した。チームは延長11回の接戦を制し、一夜で4位に再浮上した。

 前川にとっては「初ものづくし」の夜となった。5日の昇格以降、3試合目の出場で初めてスタメンに名を連ねると、2回1死二、三塁でマラーの149キロを左中間へ先制の2点二塁打。自慢の勝負強さを発揮した。

 「自分が還すという勢いでいった。昨日(7日)1本(安打が)出て、ホッとしたが、切り替えて今日もいこうと思った。その結果がこうやってつながった」

 前日7日のDeNA戦では代打で初安打初打点となる適時二塁打を放った。この日は初先発に「ずっと緊張している」と表情こそ硬かったが「チャンスをもらっている以上、自分でつかまないといけない。必死にやっている」と強い覚悟で臨み、結果につなげた。2軍戦では得点圏打率・327を誇ったが、昇格後も得点圏は2打数2安打。好機での強さは不変だ。

 4回2死からの第2打席では左前打し、初のマルチ安打。初安打から3打席連続で「H」ランプをともした。“初”はこれで終わらない。敵地でのヒーローインタビューに呼ばれたのは背番号93。緊張の面持ちも、コイ党からは温かい声援が送られた。連日の活躍に新井監督は「バットの扱い方がうまい。(体の)線は細いけど技術的に面白いものを持っている選手。昨日に引き続き、いい打撃だった」と評価した。

 この日は母校・敦賀気比の後輩たちも甲子園で奮闘。選抜王者の横浜に敗れはしたが、力をもらった。7月28日に支配下登録された際には、恩師である同校の東哲平監督に報告。「おめでとう、ここからがスタートだぞ」と激励の言葉をもらい、自身も甲子園出場を決めた後輩たちに硬式球を差し入れた。前川はプロになった今も、同監督からの教えを大切にしている。

 「気持ちの面でも高校3年間で培ったものはたくさんある」
 初の決勝打こそ幻に終わったが「毎日アピールですし、これからも変わらずやっていきたい」と前川。初めて経験した1軍の延長戦にも、疲れの色を見せることなく次戦を見据えた。(長谷川 凡記)

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