赤星憲広氏 中日・金丸夢斗は本当の意味で壁を乗り越えられた1勝

[ 2025年8月8日 05:45 ]

セ・リーグ   中日8―3阪神 ( 2025年8月7日    バンテリンD )

<中・神>プロ初勝利を挙げファンに手を振る金丸(撮影・大森 寛明)
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 【赤星憲広 視点】中日の金丸は、なぜ今まで勝てなかったのか不思議に思うほどのボールを投げていた。特に真っすぐのキレは素晴らしい。決して絶好調ではなかったと思うが、無四球で投球リズムが良かった。ただ2回、3回、4回に喫した1失点ずつは、いずれも味方打線が得点してくれた直後のイニング。試合の流れを渡さないためには、どうしても無失点でベンチに帰らないといけないポイントとなる回がある。その意味でも5回に2点の援護をもらって7―3で迎えた6回を打者3人で抑えたのが大きかった。7回も8回も3者凡退。大量援護をもらったとはいえ勝てる投手の投球内容だった。単に1勝しただけではなく、本当の意味で壁を乗り越えられたのだと思う。

 阪神の伊原は初回先頭のブライトに内角真っすぐを左前打された。細川への内角スライダーは甘く入り、同じく左翼線に二塁打。2回にもチェイビスに内角カットが少し中に入って左翼席に運ばれた。伊原の一番の持ち味は右打者への内角厳しいところを突く制球力。武器だった内と外の幅が徐々に狭くなり、中日打線につかまった。疲れもあるだろうが、次回までの修正点はその一点だと思う。 (スポニチ本紙評論家)

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