【甲子園】綾羽・千代監督「お月さんを見ながら野球できるなんてないぞ」 土壇場9回、円陣でかけた魔法

[ 2025年8月8日 23:20 ]

第107回全国高校野球選手権大会第4日 1回戦   綾羽6―4高知中央 ( 2025年8月7日    甲子園 )

<高知中央・綾羽>タイブレークの延長10回、北川の2点適時三塁打に沸く綾羽ベンチ(撮影・五島 佑一郎)
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 初出場の綾羽(滋賀)は第4試合で高知中央と対戦。0-2の5回に藤井羚優(3年)の左犠飛で聖地初得点。9回に相手エラーで同点に追いつくと、タイブレークとなった延長10回に4点を勝ち越して初出場初勝利を挙げた。

 1-2の9回、午後10時を過ると鳴り物の応援が止まり、声援と手拍子だけが聖地に響いた。2死満塁、代打・川中雄人(3年)は遊ゴロに打ち取られたが、相手エラーの間に同点に追いついた。

 延長10回も試合は続行。連続長打などで4点を勝ち越し、その裏に2点を返されながらも逃げ切った。試合が終わったのは10時46分だった。

 1点を追う9回に入る前に円陣を組んだ。綾羽の千代純平監督は「9回の攻撃前の円陣で月を見ながら〝甲子園でこうやってお月さんを見ながら野球をできることなんてないぞ。最後、しっかり自分たちの攻撃をすれば、ツキが向いてくるぞ〟と話した」と明かした。その言葉通り、土壇場の粘りが初勝利を呼んだ。

 9回に同点のまま史上初の継続試合と思われたが、大会本部が両校に確認をとった上で、継続試合ではなく10回のタイブレーク突入が決まった。千代監督は「9回に同点に追いついたタイミングで大会本部から部長の方に1イニングだけ延長の打診があった。選手には、そのことは一切伝えずに戦った」と語った。

 7日の第2試合に予定されていた甲子園初戦は雨天順延となり、この日の第4試合に変更された。第3試合の雨天中断の影響で、開始時刻は史上最遅の午後7時49分で、終了時刻同10時46分も史上最遅。これまでの最遅は21年の小松大谷(石川)-高川学園(山口)の午後9時40分だった。

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