広島・二俣翔一内 通算4本目で初の右方向&2ラン 「直球が来たら一発で仕留めようと思っていた」 

[ 2025年8月6日 05:00 ]

セ・リーグ   広島4-5DeNA ( 2025年7月29日    横浜 )

広島・二俣
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 広島・二俣翔一内野手(22)が5日、7試合ぶりの先発起用に応えるアーチをかけた。DeNA戦で、同点に追い付いた5回に敵地の右中間へ一時勝ち越しとなる3号2ラン。右方向への一発がプロ初なら、2ランも初となった。試合は4―4の9回に登板した森浦大輔投手(27)が痛恨の決勝点を献上。今季8度目のサヨナラ負けを喫し、3位のDeNAとは4ゲーム差に広がった。

 まさしく敗戦の中の光だ。高いレベルで内外野を守れる上に、飛ばす力を秘める22歳。「8番・ショート」で7月27日の巨人戦以来7試合ぶりに先発に名前を連ねた二俣が、首脳陣の抜てきに応える一発を放った。

 「羽月さんが走者の時は、走られないようにバッテリーが警戒するので、真っすぐが多くなる。思って直球が来たら一発で仕留めようと思っていた。しっかりできたかなと思います」

 先頭・モンテロの4号同点弾で追い付いた5回。続く羽月が絶妙のセーフティーバントを三塁線に決め(記録は内野安打)、二俣に打席が回った。3球カットボールが続いたカウント2―1から、バウアーが投じた高めの148キロ直球を強振。打球は右中間へ吸い込まれた。

 「芯に当たった。ヘッドもしっかり返ってきていい感じで打球が上がったので“入ってくれ”と思いながら走っていました」
 7月20日のヤクルト戦以来で、バウアー攻略に貢献する一時勝ち越しの3号2ランだ。通算4本目で、過去の3本はいずれも左方向へのソロ。右方向への一発がプロ初なら、2ランも初めてだった。

 新井監督の助言が効いた。試合前の打撃練習で“バットのヘッドは投手側に向けた方がパワーが伝わる”と指摘された。バットを右肩に乗せて構えたり、グリップを動かさずに構えるなど、シーズン中もフォームに試行錯誤。7月末から、春先に取り組んだDeNA・宮崎似のフォームに戻した際、無意識のうちにヘッドが体の後ろ側に倒れていた。

 二俣の2ランをベンチで見守った指揮官は「しっかりしたスイングじゃないと、あのゾーンはあそこまでのホームランにならない。いいホームランだったと思う」と称えた。

 1打席目は、バウアーにクイックでタイミングを外され、空振り三振。3打席目も空振り三振に倒れた。「相手も同じテンポで投げてこない。そこは反省点かなと思います」と振り返るように、まだまだ発展途上人。それでも22歳が持つ飛距離は大きな魅力だ。

 「大事なところで一本打って、チームが勝てるようにやっていきたいと思います」

 1軍での一球、一打席が血肉になる。次代を担うであろう若ゴイ、大成の時を待とう。(江尾 卓也)

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