【甲子園】須江航監督“語録”満載!「長打が正義」「76人がレギュラー」信頼感で踏み出した新たな一歩

[ 2025年8月6日 12:56 ]

第107回全国高校野球選手権第2日 1回戦   仙台育英ー鳥取城北 ( 2025年8月6日    甲子園 )

<鳥取城北・仙台育英> 仙台育英・須江監督 (撮影・平嶋 理子)
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 22年の優勝校・仙台育英(宮城)が投打のかみ合う快勝で、初戦を突破した。須江航監督(42)は「よく頑張ったなと思いますね。途切れたものがまた動くには大変な労力がかかる。よく頑張ったと思います」と2年ぶり出場の聖地で新たな歴史を刻んだナインを称えた。

 優勝インタビューで話した「青春って、すごく密なので」に代表されるように言語力に定評のある須江監督。この日の試合後の取材でも“語録”は満載だった。

 目指す野球について「昨年、甲子園に出れず春夏と、解説などで見させて頂いた」としたうえで、方針を明確に打ち出した。「長打が正義なので、やはり長打を打てる選手育成していく」。ただ、並行して「同時にトーナメントですから、その中で勝ち上がるとなれば、ダイヤモンドの中で丁寧に点数をとる野球、進塁打、ゴロ、エンドラン、バント、スクイズみたいな事をミックスしていった先に、もう一度自分たちが高みまで上がれるんじゃないかなという仮説を立ててやってきた」と話した。

 まだまだ止まらない。22年に優勝、23年に準優勝したが、昨年は宮城大会決勝で敗れて出場はならなかった。その事実を受け「初出場みたいなもんですから、もうはっきり言って初めての甲子園なんで全員。誰もベンチに入ってないです。おととしの決勝戦は」と言う。そのうえで「そういう中で初出場ぐらいのメンタリティーの中で自分を見失わないでやれたプレーが大きかったですね。初出場みたいなチームにパーフェクトな試合は求めすぎだと思うので、あんまりストレスにならないように試合の中ではもう全部水に流して“はい、もう終わり”っていうふうにやってたと思いますね」と割り切りの重要性を口にした。

 なおも「レギュラーは9人じゃないんですよ。スタメンは9人ですけどレギュラーは、何なら76人がレギュラーだと思います」と全員野球を強調。現チームについては「最も練習して最も厳しく。厳しいっていうのは怒鳴ったりとか、強制させたりとかじゃなくて、最も本当にそれでいいのかっていう問いかけをし続けたんですよ」と愛を込めて指導。「ただの自主性や主体性には限界があるわけですよ。気持ちいいところではそういうものは生まれない。どこかで歯を食いしばるとか我慢するとか、犠牲みたいなものを自分で感じていくみたいな。言葉が出てこないですけど、何か“セルフブラック”みたいなところにしか本当の強さみたいなのは生まれてこない」と選手たちの高いレベルでの自主性を認めた。

 指導法について「問いかけるしかないですね。“本当に、それでいいのか”と。声の色とか表情とかが圧力になったら、それはもう主体性でもないんで、絶妙なバランスの中でやらないといけない」と言う。考え抜かれた指導、そして高いレベルで自問自答を続けた選手たちの努力の結晶が、甲子園での勝利となって現れた。

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