【甲子園】小松大谷・田西主将 大学経由プロで“甲子園に恩返し”誓う

[ 2025年8月6日 05:00 ]

第107回全国高校野球選手権第1日 1回戦   小松大谷1―3創成館 ( 2025年8月5日    甲子園 )

<創成館・小松大谷>創成館に敗れ、甲子園の砂を集める小松大谷・田西(右)(撮影・五島 佑一郎)
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 【不滅のSummer Story】史上初のナイター開幕戦など、新たな試みで始まった今大会。連載「不滅のSummer Story」ではさまざまな思いを持った人々にスポットを当てる。6月に亡くなった長嶋茂雄さんが愛した高校野球。新時代の物語を紹介する。

 小松大谷の主将・田西称(とな=3年)の目に涙はなかった。「自分だけではここまで来られなかった。本当にいい仲間と指導者に巡り合えて良かった」と真っ先に感謝の言葉が出た。チームは21年に夏の甲子園史上最も遅い午後9時40分に試合が終わった一戦でサヨナラ負け。そして今回もナイターで敗れた。

 酸いも甘いも知った甲子園だった。昨夏の2回戦では優勝候補の大阪桐蔭を3―0で撃破。2年生ながら中軸を担った田西は2安打1打点で勝利に貢献。今までで最も印象深い出来事を聞かれると「大阪桐蔭撃破」が思いつく。それでも最後の甲子園では4打数無安打。「自分の力は出せなかったのが悔しい。必死に努力するのが甲子園。自分が成長するために一番いい目標だった場所」と聖地への思いを続けた。

 高校日本代表候補にも選出された田西の進路は大学進学。「目標はプロ野球選手だが本物になってから勝負したい。まだ自分の力じゃ足りない。レベルアップしなければ」。目標であるプロ入りをかなえ、成長させてくれた甲子園で恩返しの姿を見せる。 (小林 伊織)

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