ヌートバーが語る超美技が生まれた背景 とっさの判断でダイビング 塁上の大谷翔平ともアイコンタクト

[ 2025年8月5日 14:49 ]

ナ・リーグ   カージナルス3―2ドジャース ( 2025年8月4日    ロサンゼルス )

<ドジャース・カージナルス>9回、カージナルス・ヌートバーは中前打を放つ(撮影・小海途 良幹)
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 カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手(27)が4日(日本時間5日)、敵地でのドジャース戦前に「5番・右翼」で先発出場。打撃では9回に決勝点を呼び込む中前打を放つと、右翼守備では3―2の9回無死一塁から右翼線の飛球をダイビングキャッチする超美技を見せ、攻守でドジャース戦勝利に貢献した。

 母・久美子さん、父・チャーリーさんの両親が観客席で見守る中、3打席安打なしで迎えた2―2の9回無死一塁から一、三塁に好機を拡大させる中前打。ヌートバーが安打を放つと、観客席の久美子さんが両手を上げてガッツポーズする場面もあった。その後、2死一、三塁から代打ポソが詰まりながらも右前に落とし、勝ち越し点を奪った。

 その裏の守備では先頭の大谷が右前打。ヌートバーは素早く回り込んで、二塁を狙う大谷の進塁を許さなかった。続くベッツの右翼線への詰まった飛球をヌートバーがダイビングキャッチ。フェアゾーンの打球で落ちていれば同点、さらにはサヨナラのピンチを招いていただけにチームにとっても大きなファインプレーだった。そしてこの回をロメロが抑え、ナ・リーグ西地区首位のドジャース相手に貴重な勝利をもぎ取った。

 試合後、取材に応じたヌートバーは「打球を見上げて、これはバウンドしても抜けていくようなものじゃないなって思った。真上に近い感じで上がっていたから。だから、頭を下げて全速力で追いかけた。ただアウトを取りにいくだけで、自分の体とか安全とかは無視して飛び込んだ」と打球が捕れなくてもボールが後ろに転がっていかないと判断してのダイビングキャッチだったことを明かした。捕球した感触については「間違いなく。際どいタイミングだったけど、手応えがあったし、グラブに入った感触があった。で、立ち上がったとき、走者もあまり離れていなかった。彼(大谷)もよくやったと思うよ。あそこで大きく飛び出していなかったから、ダブルプレーにはできなかった」と振り返った。

 9回先頭で安打を放った大谷については「確かに翔平があそこで出塁したからね。もしそのヒットがもう少し抜けていたら、無死二塁になる可能性もあったし、そうなれば流れが一気に相手に傾くところだった。だからこそ、そこを最小限に抑えるのが大きかった。打球が自分の方に来たときは、彼をシングルで止めようと思っていた。しかもここでは球場が凄く盛り上がるし、勢いが左右に振れるのが肌でわかるから。その流れを抑えることが大事」と大谷を単打で止めたことも大きかったと説明した。

 大谷との対戦についても「ちょっと意識はしたかもしれないね。彼との対戦は楽しいし、あのキャッチの後、一塁にいた彼と目を合わせて、お互いに笑い合ったりして。そういうゲーム中の小さなやり取りが凄く楽しいんだよね。競い合うこと自体が本当に楽しくて、勝てばなおさらいいけど、ゲーム中でも笑顔で過ごせることがいいなって思うよ」と振り返った。 

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