亀山つとむ氏 大山悠輔の勝負強さが無言の圧力になり佐藤輝明の決勝打を引き出した

[ 2025年8月2日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神3-2ヤクルト ( 2025年8月1日    神宮 )

<ヤ・神(14)>延長10回、勝ち越し適時二塁打を放つ佐藤輝(投手・大西)(撮影・会津 智海)
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 【亀山つとむ 視点】延長10回2死二塁。打席は佐藤輝。首位チームの4番だ。一塁が空いている。勝負を避ける選択肢を当然、相手は考える。ましてや本塁打、打点の2部門トップだ。普通なら申告敬遠だろう。

 それでも高津監督は勝負を選んだ。それまでの4打席が2三振でノーヒットという流れもあるが、一番大きかったのは大山の存在だ。1点を取るための打撃では佐藤輝より大山がたけている、とヤクルトは判断した。大山の勝負強さが無言の圧力となり佐藤輝の決勝打を引き出した試合だった。

 それまでの凡退を引きずらずに、勝負どころで決めるというのも佐藤輝の魅力だ。外角甘いところへのフォーク。腕が伸びるところに来た球を逃さなかったのはさすがだ。終わってみれば、近本が出て、中野が送って、4番が決める。一番いい形での勝利になった。

 8月のロードも白星スタートになった。負けていたら「嫌な形になったな」と雰囲気も重くなるところ。移動日ゲームだっただけに、この勝ち負けの差は大きい。

 相手の4番・村上は伊藤将が完全に抑えこんだ。変化球を続けたり、内角直球で攻めたりと、工夫しながら坂本とうまく組み立てた。4番の差、1位と6位の差が結果につながっていた。(スポニチ本紙評論家)

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