阪神・及川雅貴がプロ初セーブ!延長10回打者3人わずか10球で締めた 春季Cで磨いたスライダーさく裂

[ 2025年8月2日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神3-2ヤクルト ( 2025年8月1日    神宮 )

<ヤ・神(14)>ヤクルトに勝利しナインとタッチを交わす及川(右)(撮影・会津 智海)
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 敵地とは思えない大声援が背中を押した。1点優勢で迎えた延長10回に阪神・及川は4番手として登板。危なげなく2アウトまでこぎ着けると、神宮球場には虎党の「あと一人」コールが鳴り響いた。

 「もちろん緊張はしましたけど、つないで取ってくれた点だったので、何とか抑えようと思いました」

 9回に守護神・岩崎が同点に追いつかれる苦しい展開だった。緊迫した場面で出番がやってきたが、表情はいつもと変わらず冷静だった。味方打線が勝ち越した直後の登板だっただけに自然と気合も入った。

 先頭の赤羽を低めのスライダーで遊ゴロに仕留めると、続く内山は初球の低め変化球で二ゴロ。最後は今季初対戦となった4番・村上を低めのスライダーで空振り三振に斬った。これで通算の対戦成績は7打数2安打。わずか10球で3者凡退に封じ込め、高卒6年目にしてプロ初セーブ。「(声援は)背中を押されましたね」と爽やかな笑顔で汗を拭った。

 この日も、最大の武器である宝刀スライダーがさく裂した。9試合登板にとどまった昨季は、「全然しっくりこなかった」とリリースポイントがズレ、投球フォームが安定せずに苦戦。一昨年の良かった頃の感覚を追い求めて、昨年11月の秋季キャンプからは直球とスライダーの2球種だけに絞ってひたすら投げ込みを行った。

 左腕にとって、高校時代から生命線とも言える2つの球種。春季キャンプ中にはウィリアムス駐米スカウトから直接指導を受けるなどアドバイスをもらいながら、徐々に輝きを取り戻していった。

 「精度が戻ってきてくれただけで投球の幅も広がって、自信を持って投げられている。技術面的にもメンタル面的にもいいこと」

 今季はここまでチーム最多、自己最多の44試合に登板するなど、フル回転。後半戦も無敵スライダーでブルペンを支える。(山手 あかり)

 《延長データ》
  ○…阪神はヤクルトと共に両リーグ最多15度目の延長戦。7勝6敗2分けで、ビジターでは5勝3敗1分け。

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