オリックス・頓宮裕真 逆転サヨナラ弾で3連勝 「いつか打ちたいなと思っていた。決められて良かった」

[ 2025年8月2日 05:00 ]

パ・リーグ   オリックス4-2日本ハム ( 2025年8月1日    京セラD )

<オ・日(16)>9回、サヨナラ3点本塁打を放ち吠える頓宮 (撮影・奥 調)
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 金曜日の夜は、普通に終わらない。相手先発・加藤貴に手も足も出ず迎えた9回裏。オリックスの劇的ドラマは静かに幕を上げた。

 先頭の宗が右前打で出塁し、ディアスも初球を左前へはじき返す。初めての連打。リズムを崩した「精密機械」から続く杉本がしぶとく三遊間を破り1点差に詰め寄り、西野の犠打で1死二、三塁の舞台が頓宮のために用意された。

 「しっかりタイミングだけを合わせていった」

 狙いすました初球ストレート。45度の角度で上がった一撃は、左翼席へ消えた。プロ初のサヨナラ弾。一塁へ達する前に、「興奮しすぎて」転びそうになったのも、ご愛嬌(あいきょう)。ホームベース上の手荒い祝福が心地よかった。

 「(サヨナラ本塁打は)いつか打ちたいなと思っていたので…。どんどんみんなつないでくれて、決められて良かったです」

 劇的な一発に、恩返しの意味も含まれる。球宴のとき、新庄監督から「左足を上げる時間を長く取るように」とアドバイスを受けた。ドタバタ移動で疲れ切った敵将に「復活」を印象づけるパフォーマンス。チームは3連勝で、5・5差に迫った意味は大きい。

 敗色濃厚な試合をひっくり返し、金曜日は7連勝。「花金」のフレーズは、今やオリックスのためにある。
 (堀田 和昭)

《初のサヨナラ本塁打》
 ○…頓宮(オ)のサヨナラ本塁打は自身初。サヨナラ打は昨季7月10日のソフトバンク戦、9回の犠飛以来3度目。チームは今季両リーグ最多、8度目のサヨナラ勝ちで、早くも昨季の8度に並んだ。ちなみにオリックスのサヨナラ勝ち9度以上は、99年の9度が最後。8度は03、11、24年に並ぶ21世紀以降の最多記録だ。

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