広島・末包昇大 連敗7&阪神戦連敗10で止めた「“何とかしなくちゃならない”状況」で4番が決勝2点打

[ 2025年8月1日 05:45 ]

セ・リーグ   広島6―3阪神 ( 2025年7月31日    甲子園 )

<神・広>初回、先制の2点打を放った末包(撮影・大森 寛明)
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 呪縛を打破した。広島は31日の阪神戦に6―3で勝利し、連敗を7、同戦の連敗も10で止めた。初回無死満塁で40試合ぶりに4番に抜てきされた末包昇大外野手(29)が、決勝打となる先制中前2点打。チームにとって今カード3試合連続4度目の満塁機で待望の初安打が飛び出し、20イニングぶりの得点を皮切りに6得点で打ち勝った。7月は月間4勝16敗3分け、勝率2割の大失速となったが、その最後を白星で締め、8月反攻へ弾みをつけた。

 新井カープが、ようやく暗く長いトンネルから抜け出した。チームの負の連鎖を断ち切ったのは、4番に抜てきされた末包だった。

 「“何とかしたい”じゃなくて“何とかしなくちゃならない”状況だった。運も味方に、結果として先制できて良かった」

 初回だ。四球と相手守備のミスなどから無死満塁と好機を拡大。使命感に近い思いを胸に打席に入った和製大砲は阪神・伊原が投じた低め143キロをたたきつけ中前に抜ける先制2点打とした。

 「先制して、点を取らないことにはチームとして乗っていけない。まずは1点を取るということを目指した。久しぶりに打点がついて良かった」

 今カードは30日までの2戦で計3度の満塁機をつくりながら、すべて無得点。4度目の満塁機で20イニングぶりとなる得点を生み出し、呪縛を解いた。自身16試合ぶりの打点で、チーム4試合ぶりの先制点となった。3連戦中には個人的に阪神・大山と雑談する機会があり、そこで脱力の意識、タイミングのヒントも得ていた。敵の何げない言葉も貪欲に吸収し、結果につなげた。

 チームの連敗中、末包は流れを変えるべくグラウンド外でも奮闘していた。7月25日の全体練習前には自身が音頭を取り、選手だけのミーティングを実施した。ベテラン、若手、助っ人の分け隔てなく、意見をぶつけ合った。それが結果的にチームの結束を高めた。

 新井監督の采配も勝利に直結した。末包を6月6日西武戦以来40試合ぶりに4番に抜てき。その理由を指揮官は「一昨日、昨日と点が取れていないので、ちょっと変えようと。スエ(末包)も昨日の内容がすごい良かったので今日の打順にした」と説明。その4番の決勝打でチームは連敗を7、阪神戦の連敗を10で止めた。新井監督が続ける。

 「後半戦勝てていなかったけど雰囲気は凄く良かった。みんな“なんとかするんだ”という気持ちも伝わっていた。これを機にどんどん上げていきたい」

 2度の7連敗を含め4勝16敗3分け、勝率・200と大失速した7月戦線。その最後を白星で締め、76年9月以来49年ぶりの月間勝率1割台の恥辱は回避した。この夜の1勝を8月反攻につなげる。(長谷川 凡記)

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