【高校野球】大阪桐蔭に、また怪物候補 2年生右腕・吉岡貫介が最速152キロを計測

[ 2025年7月16日 06:00 ]

第107回全国高校野球選手権大阪大会3回戦   大阪桐蔭13―0星翔 ( 2025年7月15日    GOSANDO南港野球場 )

<大阪桐蔭・星翔>5回、3番手で力投する大阪桐蔭・吉岡(撮影・須田 麻祐子)
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 第107回全国高校野球選手権大会(8月5日開幕、甲子園)の地方大会が15日、各地で行われた。大阪大会では、大阪桐蔭が星翔を13―0の5回コールドで制して4回戦に進んだ。5回に登板した背番号14の2年生右腕・吉岡貫介投手は、3者連続三振で1回を1安打無失点。最速152キロを計測する衝撃の夏デビュー戦となった。

 数々のプロ野球選手を輩出してきた大阪桐蔭に、また怪物候補が現れた。彼の名は吉岡貫介――。「1イニングだけ。全部直球でいく」。夏初登板で投じた11球は、オール直球だった。先頭打者には左中間への単打を許すも、次第に直球は噴き上がるような力強さが出てくる。球場に球速表示はなくても、ネット裏のNPBスカウトのスピードガンで150キロ台を連発。自己最速を2キロ更新する152キロまで計測した。そして、無死一塁から3者連続空振り三振を奪う衝撃を残した。

 これまでの公式戦登板は、昨秋大阪大会の2イニングのみ。世代を代表するような本格派投手にもかかわらず、無名だった理由がある。高校入学直後に右肩痛、今春に右肘痛発症と故障に悩まされてきたのだ。それでも直球の回転数はNPBでも上位に位置する「2600」を誇り、藤浪晋太郎らを育てた西谷浩一監督が「球質が重い」と評価する。さらには、11球中ボール1球と制球力まで抜群。日の目を浴びずにきた潜在能力が、ついに花開いた。

 先発投手の中野大虎(3年)らを目当てに集まったNPB9球団のスカウトも目を丸くした。日本ハムの荻田圭スカウトは「これまでにないインパクトがある」と驚いた。同校では昨秋まで7年連続ドラフト指名を勝ち取っており、吉岡も「高卒でプロに行きたい」と言及。来秋ドラフト候補に名乗りを上げる11球が刻まれた。
 (河合 洋介)

 ◇吉岡 貫介(よしおか・かんすけ)2008年(平20)10月20日生まれ、大阪府大東市出身の16歳。小3からジュニアサンダースで野球を始めて投手と捕手を務める。中学では大東畷ボーイズに所属。大阪桐蔭では1年秋に背番号18でベンチ入りし、今夏は背番号14。50メートル走6秒3。1メートル74、75キロ。右投げ右打ち。

 ○…大阪桐蔭の最速149キロプロ注目右腕・中野大虎(だいと=3年)は、今夏初登板初先発で3回を2安打無失点に抑えた。初回2死二塁で見逃し三振に仕留めるなど、5奪三振中3つを見逃し三振で奪った。「決め球の制球が課題だったので、しっかりと決めきれて良かった」。初戦は未登板と温存された中、西谷監督は「出番がなくて怒っていたんじゃないですかね」と笑った。

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