巨人・丸 逆転サヨナラ2点三塁打!3年前V弾に続き山形で2戦連続ヒーロー 「竜王の間」で英気養い劇打

[ 2025年7月9日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人5―4中日 ( 2025年7月8日    山形 )

<巨・中>9回、サヨナラ打を放った丸はナインの祝福に笑顔(撮影・西川祐介)
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 巨人・丸佳浩外野手(36)が8日、山形で開催された中日戦の9回1死から、逆転サヨナラの2点三塁打で土壇場で試合をひっくり返した。3年前の山形開催でも決勝の2ランを放っていた。チームは将棋の駒生産日本一の天童市に宿泊しており、球界随一の将棋通で知られるベテランが、またも相性の良さを発揮。チームは1戦で勝率5割に復帰した。

 「竜王の間」で英気を養ったベテランが、竜をのみ込んだ。9回に1点差に迫り、なお1死一、二塁。丸はカウント1―1から、清水の高めに浮いたカーブを逃さず、勝負手を打った。右中間を深々と破る逆転サヨナラ2点三塁打。歓喜のウオーターシャワーを浴びると「試合内容としてはずっと苦しい展開だった。最後の最後まで僕たちにたくさんの勇気をくれたファンの皆さんに感謝したい」と笑顔を見せた。

 将棋駒の生産で有名な天童市に前泊。チーム宿舎は将棋界最高峰のタイトル戦「竜王戦」の対局場となっている「竜王の間」がある「ほほえみの宿 滝の湯」だった。球界屈指の将棋通として知られ「もちろん今でもやりますよ」と語る男のテンションが上がらないわけがない。しかも、特別にその部屋があてがわれた。

 「凄い立派なお部屋なので、僕みたいなのが使うのは本来はおこがましいんですけど、本当に堪能させてもらいました」

 3年ぶりの山形開催。前回も同宿舎で、同じ部屋に宿泊した。その22年6月28日には5回に決勝2ランで中日を撃破した。3年後、同じ舞台で同じ相手に、同じ長打となる決勝打に「そのパワーをもらったのかな」。勝利のため常に最善手を探す勝負師らしい「刺し手」となった。「(中山)礼都も凄い難しい局面で打ってくれたので楽になった」とお膳立てした後輩たちにも感謝した。チームの飛車を担う男が敵陣まで攻め込み、成り飛車の「竜王」になった。

 難解な局面を打破し、勝率5割。負ければ、9日にも自力優勝消滅の可能性もあったが救った。阿部監督は「敗戦ムードだったけど、つないで食らいついてくれた。凄く大きな1勝」と称えた。「チーム一丸となって頑張っていきたい」と丸。まだまだ、投了するわけにはいかない。(小野寺 大)

 ≪丸のサヨナラ打は6本目≫巨人は丸の三塁打でサヨナラ勝ち。巨人が地方でサヨナラ勝利は22年5月17日広島戦(宇都宮)以来だ。巨人打者のサヨナラ三塁打は66年9月10日サンケイ戦の滝安治、99年5月29日阪神戦の松井秀喜、今季5月1日広島戦の吉川に次ぎわずか4本だが、今季だけで2本が飛び出した。また、丸のサヨナラ打は昨年6月28日広島戦(本塁打)以来8本目となった。

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