阪神・佐藤輝先制V2点打で9連勝「チャンスで回してくれたので、一本出そうと思っていた」

[ 2025年7月9日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神6-1広島 ( 2025年7月8日    マツダスタジアム )

<広・神(13)>初回、佐藤輝は先制の2点適時打を放ち、ベンチに向かってポーズを決める(撮影・椎名 航)
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 阪神は8日、広島戦(マツダ)に快勝して2年ぶりの9連勝とし、セ・リーグ通算5000勝を達成した。佐藤輝明内野手(26)が初回に決勝打となる先制の2点適時打。4月5日巨人戦で球団通算8500号を放った“メモリアル男”が再び節目の試合で輝いた。今季初のマツダスタジアム4連勝で、2006年以来となるこのカード6連勝とした。貯金16、2位に7・5差はいずれも今季最大になった。

 節目の一戦には、必ずこの男の名が寄り添う。4月5日の巨人戦で球団通算8500号のメモリアルアーチを放った佐藤輝が、この夜も新たな歴史を刻んだ。初回1死二、三塁から中前へ先制2点打。フルカウントから先発・床田が投じた外寄りのカットボールに反応し、左腕の足元をしぶとく抜いてみせた。

 「チャンスで回してくれたので、何とか一本出そうと思っていた。どんな形でも、まずは先制点を、と思っていたので、いいところに飛んでくれた」

 三塁から中野、二塁から森下を生還させる鮮やかな速攻劇。リーグ優勝を果たした23年以来2年ぶりの9連勝、そして1950年の2リーグ制以降のセ・リーグ通算5000勝への扉を開いた。

 「(5000勝は)良かった。最高です」

 試合前時点では、床田に対して今季9打数1安打、打率・111と苦戦していた。“天敵”への苦手意識を一掃する軽打に加え、7回1死では持ち前の長打力を存分に生かす一撃も放った。左腕・高橋から右中間を襲う痛烈な一振り。中村奨の懸命の追走も実らず、打球は右中間を転々。全速力で二塁を回り、悠々三塁へ。続く大山の中前打で6点目のホームを踏んだ。打率も・284に上昇。リーグの3割打者は、広島・ファビアン、同僚の中野、中日・岡林のわずか3人。今後の爆発次第では、首位打者争いへ名乗りを上げる可能性も十分にある。

 「また、日々修正しながら、打てるときは打ちたいなと思う」
 12球団断トツの本塁打21本に加え、この日の2打点で56打点とし、再び両リーグトップの3番・森下に並んだ。抜きつ抜かれつの打点王争い。競争がし烈になればなるほど、猛虎の躍進に直結する競争。当然、4番も大歓迎している。

 「いい争いができているので、最後までこういう感じ(森下との一騎打ち)でいけたらいいかなと思います」

 06年以来の広島戦6連勝で、貯金は今季最多の16まで増えた。2位・広島とは7・5ゲーム差。覇権奪還へ、もはや“独り旅”の様相。マジックがちらつく快進撃にも、背番号8に油断はない。目の前の1試合に死力を尽くし、秋に待つ栄冠へと歩む。(八木 勇磨)

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